今回矢面に立たされている議員さんの海外視察、その実態は・・・あんなものですよ。
私はもうずいぶん前になりますが、NYの旅行社(あえて会社名は秘す)で働いていたことがありますが、国会議員だけじゃなく県議会議員、市会議員、その下の区議会議員まで海外視察はありました。私が感じたお行儀の悪さの筆頭は市議会議員クラス。
国会議員や各省庁の長の案内を何度もしましたが、議員としての時間の取り方は数時間あればいい方、せっかくNY庁舎でビデオと資料を用意してもらっていたのに、市庁舎の玄関先で写真を撮ったら、もう買い物に行きたいから、資料は要らない、と準備した階に上がってもくれなかった。
とにかく証拠写真が必要なのです。市庁舎に行ったという!!学ぼうなんて天からないから、私は何度恥ずかしい思いをしたか。写真を撮ったら「孫に頼まれたバッグを買いたい」とか「奥さんに頼まれた化粧品を」とかあげくの果てに「バイアグラは何処に売ってるのか」と。ありとあらゆる恥じをみましたので、議員の海外視察なんて驚きはしません。あんなものです。
ある市長さんたちのお世話をした時、10名くらいの団体でしたが、ストリップ劇場に連れていけと言われ、私は玄関で待っていましたが、店の人に「お行儀が悪いのでつまみ出した」と言われた市長がその晩、ホテルの風呂のお湯をためようと入れたのはいけど、そのまま寝てしまって、私は夜中ホテルに呼び出され、旅行社の社長と平謝り、ものすごき罰金を会社が払ったと聞いています。ホテルの部屋だけじゃなく数階まで水漏れで大騒ぎになりました。本人は「私がわるいのではない」の一点張り。
今そんなことしたら大変ですが、松川さんや今井さんの行動も脇が甘かったのね。区長クラスでも年に一度くらい海外出張と称して、友好国らしき親善旅行という名の大名旅行はあると思いますよ。私が体験したガイドという職業、もう時効だから言えますが、どれだけ税金使った旅行を見て来たか。
それがご褒美旅行なのです。何の役にも立っていない人でも、役得なのね。前の日まで日本に居たのに折角海外迄来て日本食を所望されるありさま。おとづれた外国のお食事さえさえぎって日本食を食べた人達、役得ですからね。今もづづいていると思うと税金の使い方が気になります。