土曜日に開催された露生庵は邦楽でした。私は馴染みが無いのでどれだけ理解できるか不安でしたが、どうして、どうして3人の演奏に引き込まれました。
胡弓と三弦、箏・二十弦箏お三人の見事な演奏に不安も吹き飛んでしまいました。
日本古来の楽器が脈々と受け継がれていて、演奏曲もミッション・インポッシブルのテーマ曲など木場大輔さんは前回コンサートホールの下見にいらしてのでお会いするのは今回2回目でしたが、こんな素敵な演奏をされる方だったのね。越中おわら節など、富山のお祭りに演奏される胡弓の音色の優しさ。
私は富山のおわら祭りに3回行ったことがあります。まぁ凄い人出で大変有名なお祭りですが、たまたま親しい友がいて、招いて頂き、特別席で見させて頂きました。
「風の盆」という小説に魅せられて、何としても行って見たいと富山の方にお願いしていて、特別席に招待されたこと、懐かしく思い出して聞いていました。
その方も亡くなりましたが、小説の「風の盆」高橋治さんの小説が切ない終わり方だったので、何だかその背景を知りたくて、背景を知ったら多少混んでいても行って見たくなります。
その願いが3回叶えられて、「風の盆」の小説をもう一度読み直そうと思いながら木場大輔さんの胡弓の演奏「越中おわら節」を聞いていました。
