もう亡くなられた電通の女性と12月初めに札幌へ行きました。
昨今豪雪のニュースで報じられている忘れられない新千歳空港での思い出を「思い出しました」
なんの脈絡もなく札幌に美味しいもの食べに行きましょうと電通で仲良くしていた女性と二人で空路
札幌の町中のホテルに3泊して、せっかくここまで来たのだからと小樽まで行き「ニシン御殿」や当時あった「石原裕次郎館」を見てそろそろフライト時間が迫ってきたので千歳空港へ直行しました。
未だ私たちが電車に乗った時は雪は降っていませんでした。でも、ちらほら白いものが車窓からかすめていたのですが、まさか、あそこまで大雪になるなんて・・・みるみるうちに屋根は真っ白、空港で嫌な予感がしたのですが、案の定遅延のボードを見て待つしかない。
今日のニュースと同じ空港には人が溜まるばかり、飛行機が出ないのだから仕方ない。私は札幌から帰って2日後にNYへ行くことになっていましたので、NY行の荷物は用意してきたのですが、わが身が東京に着いていなければNYに行かれない。
段々焦ってきましたがどうすることもできず、外を眺めてあきらめて、空港側が用意した段ボールを床に敷き場所を確保してじっと待っていましたが、そんな気持ち空からは無常の雪、雪、雪。電通の女性が「カウンターに行って聞いてくれば」と。
誰に聞いても欠航は仕方ないほど降り積もってきました。一夜明かして朝見ても未だ降っていました。
今日のニュースと同じ景色、空港もそれだけの人たちの対応は準備していなかったらしく、毛布どころか段ボールを出してくれました。ホームレスのように段ボールを敷いて座っていました。
次の朝、雪は小降りになっていましたが、積もった飛行機の機体の雪を係員が吹き飛ばしていましたが、何時に復帰するか予想もつかない状態でした。カウンターにクレームを言いに来ている人の怒涛な理由は一人おじさんは「今日中に東京に行かないと手形が落ちない、会社がつぶれる!!」と大声で叫んでいた、隣のおばさんは「今日娘の孫が生まれちゃう、早くとんでよ!」もっと傑作だったのは、若い女の子は「今日帰らなかったらこれ以上親にウソつけない!」男の子と親に内緒で旅行していたらしい正直に叫んでいました。カウンターで聞いていると笑えてしまう叫び。男性社員は恐れていなくなってしまいましたが、新入社員の女性ががただひたすら「すみません」と謝っていました。天候だから仕方ないのですよ。
人間って弱いなぁ、今の時代は割り切っていると思いますが、それでも新千歳空港が雪でマヒしたニュースで、あの時の様子が思い出されて仕方ないのです。一緒に行った電通の女性も10年ほど前に亡くなりました。昨今のニュースで思い出すことがリアルに目に焼き付いています。
2泊千歳空港に足止めされましたが3日目に臨時便が出て、やっと東京に帰り着き、準備してあったNY行の荷物をひっ抱えて成田へ向かいました。忘れられない思い出です。








