大前伶子 - 公式サイト
  • Facebook
  • Rss
  • トップページ
  • プロフィール
  • お問い合わせ
Home» ブログ » 徹夜してしまいました

徹夜してしまいました

Posted on 2018年4月9日 by 大前伶子 in ブログ

岩手県の南部高校は盛岡市にある名門中の名門で、昔の旧制南部中学だそうだ。

この小説の主人公東大法学部卒の一人の男性を描き終活をつづった内館牧子さんの小説、

この頃テレビがつまらないからテレビを止めて早々とベットに入り読み始めた。

東大を出た後、国内トップのメガバンクに就職し、両親の自慢の息子だったのだ・・・

彼が40代で子会社に移動させられ、定年の日を迎えるところからこの小説は始まる。

私は見ていないがテレビドラマにもなったらしい。舘ひろしと黒木瞳。

余りに面白くって、530ページほどの文庫本ですが、夜が明けるまでに読み切ってしまいました。

そうだよな~~とかどんなに学生時代優秀だったとしても人間の一生が東大法学部それで決まるわけがない。

90歳まで生きたとしても歴史からみたらほんの一瞬、点にしかないのだから。

何のためにガリ勉し、あがき、上をめざしたのだろうか。

最後は「横一列」とわかっているのだから。60代というのは、男女ともまだまだいける年代だし、

枯れてもおらず、自信もあり。

社会に「お引き取り下さい」といわれるには何だかなぁ。

何度も書いているが私は大昔のいわゆるオフィス・ガールでした。

丸紅飯田という名称のころの女子社員、そのころ会社にはいい男がごろごろいました。

その中でもこの小説の中に出てくるような1人の東大法学部出身の男性、ひときわ輝いていました。

入社早々目立っていたし、素敵だったから気になっていました。

会社も彼の将来を買ったのでしょう。会社の費用でロンドンに留学させてしまい、その後お会いしなかったのですが、

何と、60年後渋谷でお見掛けしたのです。あ!あの人だ!と息を飲んだのですが、

町中にある公衆電話のようなボックス型の現金自動支払機に入っていきました。

それは別にいいのですよ~~~ただ、足元はビニールのつっかけ。

これがびしっとした姿だったらもしかしたら「あのぉ~~間違ったらごめんなさい、丸紅の○○さんですよね」

と言ったかもしれない。

同窓会じゃないですが、懐かしさに。あのビニールのサンダルを見たとたん「げめかん」㊟幻滅を感じる

今回の本は私たちにとって自分の後ろ姿を見させてくれました。

男性が一番気にしなくてはいけない姿、会社人間が終わった途端にスエットORパジャマ風の形になってしまうのは

お願いだからやめて欲しいわ。ビニールのサンダルじゃなかったら声をかけてもしかしたら、

今頃昔話に華がさいていたかもよぉ~~

この話昔の会社のOLにしたら、「渋谷でその格好で歩いていたのならお家は松濤あたりかもよ」と。

 

最近の投稿

  • ヒルトン・ハワイアンビレッジ2017年4月29日 ヒルトン・ハワイアンビレッジ
  • iPad で書いています2014年5月29日 iPad で書いています
  • 春ですね~~~2017年3月22日 春ですね~~~
  • 今時古本屋2019年10月25日 今時古本屋
  • 木の芽時2014年4月2日 木の芽時
  • コロナ騒動で・・・スターに2020年3月16日 コロナ騒動で・・・スターに
  • JALエンジン火災で思い出したこと2016年2月29日 JALエンジン火災で思い出したこと
  • 日本みたいに検査していない2022年8月23日 日本みたいに検査していない
  • 大西洋を望む2018年6月21日 大西洋を望む
  • サン・モトヤマのセールへ2022年3月25日 サン・モトヤマのセールへ
  • 電車の中のアナウンス2016年4月30日 電車の中のアナウンス
  • おじさん用語が職場で飛び交う2022年5月30日 おじさん用語が職場で飛び交う

サイト内検索

最近の投稿

  • トランプブランドの香水
  • え?え?ベトナムにトランプ・タワー?!
  • 久保修先生の展覧会が来週始まります
  • 親愛なる日本様・・・たぶん名前覚えられていない
  • 露生庵で邦楽のコンサート
  • 高校時代の友達
  • トランプ大統領・コケタ
  • 「国宝」を観てきました
  • 「NY生活」誌の三浦さんのフェイス・ブック
  • 備蓄米を美味しく炊きたい!
  • これ”きんき”の煮つけです
  • 郵政民営化が何じゃ
  • 今日も眼科へ
  • こ、こ、こ、こけっこう!じゃなく古古古米
  • 普通に考えると矛盾ばかりの世の中
  • 白内障手術を受けて2日目
  • ビワの思い出
  • 五月も終わり近くなりました
  • 大阪人だったら又やらかしてくれた、と言うだろう
  • 二代目と3代目が農水大臣になり・・・

アーカイブ

  • 2025年7月
  • 2025年6月
  • 2025年5月
  • 2025年4月
  • 2025年3月
  • 2024年11月
  • 2024年10月
  • 2024年9月
  • 2024年8月
  • 2024年7月
  • 2024年6月
  • 2024年5月
  • 2024年4月
  • 2024年3月
  • 2024年2月
  • 2024年1月
  • 2023年12月
  • 2023年11月
  • 2023年10月
  • 2023年9月
  • 2023年8月
  • 2023年7月
  • 2023年6月
  • 2023年5月
  • 2023年4月
  • 2023年3月
  • 2023年2月
  • 2023年1月
  • 2022年12月
  • 2022年11月
  • 2022年10月
  • 2022年9月
  • 2022年8月
  • 2022年7月
  • 2022年6月
  • 2022年5月
  • 2022年4月
  • 2022年3月
  • 2022年2月
  • 2022年1月
  • 2021年12月
  • 2021年11月
  • 2021年10月
  • 2021年9月
  • 2021年8月
  • 2021年7月
  • 2021年6月
  • 2021年5月
  • 2021年4月
  • 2021年3月
  • 2021年2月
  • 2021年1月
  • 2020年12月
  • 2020年11月
  • 2020年10月
  • 2020年9月
  • 2020年8月
  • 2020年7月
  • 2020年6月
  • 2020年5月
  • 2020年4月
  • 2020年3月
  • 2020年2月
  • 2020年1月
  • 2019年12月
  • 2019年11月
  • 2019年10月
  • 2019年9月
  • 2019年8月
  • 2019年7月
  • 2019年6月
  • 2019年5月
  • 2019年4月
  • 2019年3月
  • 2019年2月
  • 2019年1月
  • 2018年12月
  • 2018年11月
  • 2018年10月
  • 2018年9月
  • 2018年8月
  • 2018年7月
  • 2018年6月
  • 2018年5月
  • 2018年4月
  • 2018年3月
  • 2018年2月
  • 2018年1月
  • 2017年12月
  • 2017年11月
  • 2017年10月
  • 2017年9月
  • 2017年8月
  • 2017年7月
  • 2017年6月
  • 2017年5月
  • 2017年4月
  • 2017年3月
  • 2017年2月
  • 2017年1月
  • 2016年12月
  • 2016年11月
  • 2016年10月
  • 2016年9月
  • 2016年8月
  • 2016年7月
  • 2016年6月
  • 2016年5月
  • 2016年4月
  • 2016年3月
  • 2016年2月
  • 2016年1月
  • 2015年12月
  • 2015年11月
  • 2015年10月
  • 2015年9月
  • 2015年8月
  • 2015年7月
  • 2015年6月
  • 2015年5月
  • 2015年4月
  • 2015年3月
  • 2015年2月
  • 2015年1月
  • 2014年12月
  • 2014年11月
  • 2014年10月
  • 2014年9月
  • 2014年8月
  • 2014年7月
  • 2014年6月
  • 2014年5月
  • 2014年4月
  • 2014年3月
  • 2014年2月
  • 2014年1月
  • 2013年12月
  • 2013年11月
  • 2013年10月
  • 2013年9月
  • 2013年4月

メニュー

  • 大前伶子のニューヨーク(旧ブログ)
(c) 2013 - 2024 大前伶子 公式サイト