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ローバ(老婆)は一日にしてならず①

Posted on 2015年6月7日 by 大前伶子 in ブログ

作家の酒井順子さんがお書きになった「おばぁさんの魂」を読みました。

女性のお年よりの外見を誉めるとき、私達は「美」という言葉ではなく、「若い」と言う言葉を使う。

「とてもお年には見えません!何てお若いのでしょう!」というのが最高の褒め言葉であって、

「何てお美しいんでしょう!」とは決して言わない。

おそらくかって美人であったお年寄りは、その言葉に不満を抱いているはず。

「何故私はもう、美人といわれないのか」と。

女性にとって、美人であるということは大きな栄光となります。がその栄光が大きすぎる故に、

「かって美人であった」ということは、「今、美人である」ことに比べるとほとんど無価値。

人々は、かって美人として良い思いをたくさんしたであろう元美人に復讐するかのように、

その不吉さを陰でささやきあう。

そもそも美人というのは顔立ちがはっきりしている場合が多いので、人よりも早く、老けて

そして激しくやってきがちなものです。

かつて美人であっただけに、老化前と老化あとの落差も大きく、すさまじかったりする。

「私は美人」のままなので、外見と内面の非対称性が、見る者に不吉な気持ちをもたらします。て。

外見は老化しているのに、美人パーソナリティだけは保ち続けているというばあさんは、

若者から「イタイー」と言われて、お話は終わりになります。

1000回を迎えた「徹子の部屋」、記念番組として昔美人の女優さんが

ぎょうさん出てはりましたが、じっくりみると、そうですよね、ラブシーンなんて出来ていた頃は

今から50年以上前ですもの。どう計算しても・・・・

「イタイー」と感じたのは私だけではないでしょう。

草笛光子さんと岸恵子さんはとてもきれいな年の取り方をしていらっしゃいますが、

教養も年齢と共に出てくるのは怖いようです。

小野小町は百歳まで生きた?もっとも出生証明もない時代の美人の代名詞。

この辺にも昔「八丁堀の小町」と呼ばれていた女性、ホホホ・・・今では仏の道に入りたいほどでは?

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