久しぶりに映画、それも西武デパートの上、大昔に行ってから20年ぶりかしら。丸の内ピカデリーです。元日劇があった跡地なんて言うと古い人間丸出しですが、私が知っているあのビルの前は日劇でした。今日の映画は吉永小百合さんが主演は観なくてもわかるくらい解りやすい、彼女をきれいに描くのは監督さんのお仕事。大泉洋さんが息子になり、墨田川沿いの古い日本家屋で足袋を作っている彼女、キリスト教の牧師さんにある意味信頼とほんのりの恋心、それを知る息子が爆怒り。
知ってる讃美歌もオルガンから聞こえ、寂れた教会の牧師にほのかな恋心を持つ小百合さん、似合っていました。吉永小百合という女優さんはいつもいい子だったり、いい奥さんだったり、決して悪人の役はしない。観客も安心して観ていられる年寄りばかり。何時まで吉永小百合を見ていられるか?と思いながら来ている人多数でしょう。78歳でもほのかな恋心を持てるという見本か。小百合さんんと競り合う訳じゃないですが。あんなに大事にされる女優さんも珍しい。