三省堂の脇に突如できた靴磨きやさん、何に驚いたかというと、靴を磨いてもらうために
長い列ができていました。
25,6人が並んでいましたっけ。
それも男性9割女性1割の列。
私の母は「男たるもの靴が磨かれていないのは女房が笑われるのよ」とどんなに熱があっても
朝玄関に座り込んで父、研一、私、妹の靴を磨いてくれていました。
「靴が汚いと何か事故があるような気がする」というのが口癖でした。
だから母が玄関で靴を磨いている姿は今の私の脳裏に焼き付いています。
今も娘がフライトで出勤するときは、母の教えを忠実に守っているのですが、
昨日の光景は凄くびっくりしました。
値段は1100円、並んでまで磨いてもらおうと思う人はいつも気になっているのですね。
昔料亭などは脱ぐ靴によってその人の地位も判ると言われたものですが、
今では靴を買って履きつぶして、また、新しいのを買うというのが今風なのかもしれません。
女房に「靴磨け」と言ったら反対にたたき出されてしまうのがおちかも。