私がマンハッタン39丁目と2&3Aveにあるバンダービルドアパートに住んでいた時のこと。
下りのエレベーターを待っていたら、上から降りてきたエレベーターのドアが開いた。
その時乗っていたのはまさしくマイク・タイソン一人だった。私はそのドアの前で射すくめられるような
大男だが、ドアが開いているのに乗らないわけにはいかない。
昨日15年ぶりにロイ・ジョーンズと試合があったとニュースになっていた。
思い出しましたよ、あの時の怖さ、別に襲ってくるのではないのですよ。
昼間だったし、思い切って乗ったのですが、私は1階で降りましたが、
彼は地下の駐車場まで行ったらしく、そこでドキドキは止まったのですが、
ドアーマンに聞いたらこのマンションにマイク・タイソンのおかぁさんが住んでいるって聞きました。
その後私が道路へ出たら真っ赤なポルシェで地下から出てきましたが、凄い運転、
わんわんわんとエンジンの音を響かせて去っていきましたが、何だか怖かったのだけは鮮明に
覚えています。
別に何をされたわけじゃないのに、凄い威圧感がありました。
今、54歳だそうですが、当時彼はまだ30歳くらいだったのかしら、二人で
エレベーターに乗っている姿は追い詰められた小動物の気持ちだったのだけはよ~~く
覚えています。
今回の復帰戦、ドローだったとのこと、彼が吠えたら怖いわ。
おかぁさんを訪ねる優しいところもあるのですから。懐かしい思い出です。