今回の和歌山県連のダンサーを招へいして県連のパーティーで踊らせたり、チップを口移しでまるで新宿の歌舞伎町みたいな姿を我々に見せられていますが、私はこういう種族の行動を目の前で見たことがあるのです。
今から30年くらい前のことです。
私はNYに住んでいてある有名旅行社でガイドをしていました。年齢的なことも有り、かなり日本で言うところの”えらいさん”をご案内していました。今思うと政治家や大会社の社長さん(この方には自社の社員が付く)その政治家さんたちのお行儀の悪さにへき癖したことを思い出しました。忘れてもいい事なのに今回のニュースを見て、あぁぁ~~まだあんなことやってるの??あの時代からちっとも変っていないわぁ。
政治家と言っても地方議員、そう今回明るみに出てしまった和歌山県連、田舎だし楽しい事も少ない土地柄だとは思いますが、ダンサーを政治家のパーティーや講演会に呼んだらまずいでしょう。私は4年位某旅行者に居ましたが、何度も体験しました。
マンハッタンの有名ホテルでのこと。その県議は私の「あのねーちゃんいくらか聞いてよ」と値段交渉を迫ってきました。私は「ここではダメです、一生のお荷物背負うことになります」と断りました。そしたら、ヌードダンサーが居るところへ連れていけって。旅行社の支店長を呼んで対処してもらったのですが、このグループは最低でした。アメリカのドルは皆同じ色をしているので1ドルも100ドルも判らないのか?そのお金を又に挟んで裸の女性を触ろうとして、ピンタされていました。私は女性なので店内に入れなかったのですが、入り口で聞かされて、大恥かいたのです。その御仁はその晩バスタブにお湯を入れたのを忘れて寝てしまい、数階に水漏れして夜中にホテルから呼び出しをもらって、大急ぎでかけつけたのです。凄い金額の賠償をさせられたと後に聞きましたが、海外視察とはある意味大名旅行をさせてもらえる権利を確保したという事です。私は数年で彼らの視察旅行を信用していませんが、区議、市議、県議国会議員、衆議院、参議院のお歴々はそういう楽しい旅行が官費でできるチャンスがあるのです。
だから、選挙の時あんなにペコペコ頭を下げられるのです。おいしいのよぉ。
そうそう、思い出したわ、ある市議会の一団が来た時、私たちは準備にNY市庁舎を訪ねて準備万端整えてお待ちしていたのですが、市庁舎の前で全員集合の写真を撮ったら、「孫から頼まれた買い物」「バイヤグラは何処で売ってるのか連れていけ」「当時松田聖子が持って話題になったバッグを近所に配るから連れて行ってくれ」と写真の後市庁舎に行ってくれなかったので大恥かいたのです。
今思い出したわ、そのビニールのバッグは外用ではなく化粧品などを入れるトイレタリーと言われるもので、松田聖子もNYの街角を持って歩くCMにハンドバックとしての映像で、あんなもの外に出して持つものじゃないと私は思っていたのですが、孫に頼まれた人!!何んと選挙民も好きじゃろう、と段ボールでひと箱買いました。私は恥ずかしかった思い出だけが頭に残っていますが、ことごと左様に品のナイ人たちの集団でした。
こういうことが昔から脈々と続いていたの。今に始まったことじゃないの「家政婦はみた」じゃないけどれいこはNYで散々見てたんだから・・・