銀座4丁目の「和光」を老舗と呼ぶなら”私は認めます”
先日25年ほど前に母が買った「SEIKO」社の時計、彼女の腕が細くなったのと
留め金が少々緩んでいたので、妹から預かって「和光」の時計修理に持って行きました。
入り口から入ってすぐの所に白衣を着た技術者がスタンバイ、修理なのに物凄く丁寧。
留め金の不具合はすぐ直してくれました。
サイズ直しは2時間ほどで出来ますよ、と言われたで、「改めて取に伺います」と。
次の日和光へ。何と「すべて直しておきましたが、もし不具合があったらいつでもお持ちください」
慇懃な丁寧ではなく、自然に丁寧、老舗の心地よさを感じた時でした。
新しい物でもないのに綺麗にラッピングしてくれて、古い物でも”大事にしていてよかった”と
感動しました。
お支払を・・・とお値段をお聞きしたら「わが社の製品なので無料で」と・・何と素晴らしい!
自社製品は何年経ってもお金を取らずに直す、その精神に感動。
昨今日曜日も営業していますが、以前は日曜日休業していたほど、格式高い店でした。
それが今日見たら「SALE」の看板が立っていて、その横に中国語も併記されていました。
中国のお金持ちが買いにきてくれるのでしょう。大いに買ってもらいましょう。
ただ、中国人に和光の”おもてなし”の心は判っていただけるでしょうか?