捜真女学校の音楽の先生としてお会いしてから半世紀以上、内藤トミ先生が92歳の生涯を閉じられた。武蔵野音大を出られて捜真女学校に教員として奉職され、その後も同窓会長や理事、教会での聖歌隊の奉仕など、最後の最後まで捜真と共にあった方でした。
先生の愛唱讃美歌312番と537番でお送りしたのですが、何度か胸に迫った先生のエピソードが語られました。
内藤トミ先生は米国ケンタッキー州ルイ・ビルの南部バプテスト神学校に留学されて、教会音楽を学ばれた。
捜真教会のクワイヤでの指導は忘れることが出来ません。
私は1970年代にNY駐在の頃、内藤先生がNYにいらして我が家にお泊り頂いたことを思い出しておりました。とても自然体の方でした。次の日、マンハッタンまで同窓会が開かれるのでお送りしながら捜真の卒業生たちとランチをしたことが平凡な言い方ですが、走馬灯のように思い出すことができました。
お棺の中の先生のお顔を拝見してあの時の明るいソプラノのお声が・・・・泣けてしまいました。
一生を捜真女学校と捜真教会に捧げられた内藤トミ先生、安らかに。