来た日から信じられないほど寒くって、特にカーネギーホールの日は激寒でした。すべての演奏が無になるほど演奏に集中できませんでした。出演している歌の方が肩を出したドレスの人集団が多くてさぞ寒かろうと心配しました。ここの地で風邪でも引いたら大変と思いながら聴いていました。
今日は一日中セントラルパークで妹百合子を忍んでいました。彼女は本当にここが好きだったのだなぁと何度涙したことか、桜が満開でした、水仙もたわわに咲いていました。
106丁目から歩き始めて、57丁目迄途中バス乗りましたが2ブロックずつ降りて、パークに入り咲き誇る春の花を見ながら妹を忍びました。好きになるのは解ります、あるところではジャズ演奏、又桜が満開だし、素晴らしい配置で花が咲いています。
今日は何も予定を入れずに妹の事を想いながらずっとパークに居ました。ジャズ演奏では数曲きいて、数ドルのチップを入れてきましたが、上手だか下手だかわかりませんが、今日の私には胸に迫るものがありました。百合ちゃんと聴きたかった。3人兄妹の一人が欠けるってこんなにつらいものなのです。
百合ちゃんは兄の研一と姉の伶子に圧倒され母を見るのが使命だったみたいな人生で、やっと母を見送り、自由になって数年ずいぶん私と旅行したり、銀座や元町で食事はしましたが、こんなにあっけなく死んでしまうなんて、想像もしていませんでした。今日は目いっぱい妹を忍んでセントラル・パークを歩いてきました。今でも何で?何で?と疑問がぬぐえないのですが、今回のベンチに刻む言葉で永遠に忍んでいきましょう。
出来たら私が死んだらその横に同じようにプレートを作ってもらうように娘に頼んでおくのを忘れずに言わなくちゃ。百合子&伶子のベンチに座っていただけると信じて。