MET
ライヴビューイングアンコール2020、NYメトロポリタン歌劇場上演
マネス作曲「タイス」が東銀座の東劇で上映されています。
オペラ好きの友達が「タイス」を観に行かない?と言われて聞いたことないオペラですが、
生来の興味本位の人間いってみましょう、と朝一番駆けつけました。
この歌劇の舞台は4世紀ごろのエジプトです。作曲家はフランス人だそうですが、今から120年ほど前の
作曲です。
この中で演奏される一幕と2幕の間に演奏されるバイオリン曲は”よく聞く曲”であぁぁ、この曲が根底にあるのだと
驚きました。バイオリンのコンサートなどで必ずと言っていい程アンコールに使われます。甘美なメロディーです。
この話は「タイス」という女性が売春婦で出会った聖職者「ニシアス」に出会い改宗して砂漠を共に歩き、
聖堂に導き、カトリックの聖山に彼女を預けてしまうが、彼女を愛していることに気づき、
彼女の基に引き返すと彼女は聖女となって亡くなってしまう。
エジプトはイスラム教かと思っていましたが昨日の「タイス」ではカトリックの話でした。
古今東西聖職者と言えども人間、愛や恋に身を焦がすのも生きとし生けるものの常、
人間だからね。4世紀の時代も同じです。
「タイス」は神の愛に包まれて天国召され行くというストーリーでした。永遠のテーマです。