一昨日亡くなった”女優”の樹木希林さん、75才だった。
最近話題になった映画「万引き家族」では白熱の演技でしたが、ストーリーがストーリーなので、
私は映画そのものにペケだったのですが、樹木希林さんの演技は恐ろしくなるばかりでした。
今日はどのワイド・ショーも彼女を特集していましたが、どれも樹木希林さん自身が発する言葉に、
なるほどなぁ、と感心しきり。
昭和18年生まれか、全身癌だと言い切っていた割にはよく生きて渾身の演技をしていたのが、
今思うと痛々しくみえますが、彼女が発するコメントを思わず書き留めてしまいました。
聞き手・「どこで死にたいですか?」
樹木希林さん・「本木さんが婿だし”おくりびと”がいますから自宅で死にたい」
聞き手・「樹木希林さんに一言書いてください」
樹木希林さん「漏」
彼女語録は「年を取ることにブレーキをかけない」
だから病気もそう、容姿もそう、ブレーキをかけたって、10年もかけ続けられない、ブレーキをかけている方が
大変、生きるも死ぬも日常。
だれもいなくたって笑うの、そしていつの間にか消えるのが理想。
長生きしてくださいねと声をかけることが、果たしてこの言葉が正しいいのか。
整形手術を繰り返すなんて、彼女の辞書にはなかったでしょうね。ありのままに生きた樹木希林さんは
1人で撮影場所に行き、マネージャーもつけず、自分で仕事を取り、パルメドール賞もとり、
あっぱれな人生でした。
多少手のかかったご主人とは40年以上別居生活、それでも彼女は旦那様の存在をリスペクトしていたのでは?
凡人には想像がつかない人生だったのね。彼女のお部屋のインテリア、ある日ルポしていましたが、
上品な仕上がりで見とれていました。
写真は先日行った「ショーメ」のティアラです。三菱1号館美術館で今日までの開催です。
ナポレオン1世の皇妃ジョセフィーヌご用達の宝石300点余りが展示されていました。
何百年経っても素晴らしい輝きを放っているダイヤモンドをはじめエメラルドやルビー、
セールに行くと何か買うものがないか、自分の懐と相談するのだが、ここのは買うつもりも、売るつもりもないので
だだ、へぇ~~~とはほぉ~~~とか言いながら”みるだけよ”だからいいわよね、と妹と言いながら
帰りに丸の内の中側が凄く人が来ているのに驚きました。
銀座が中心の私は丸の内がここまで週末に人を集めているって知らなかった。