私は新聞を取っていないから、週刊新潮と文春は毎週買っている。
くだらない記事もあるが、映画評と今連載している林真理子さんの小説「8050」が楽しみだ。
さて、今回はエッセイ「夜ふけのなわとび」に掲載されていたワイドショーのコメンテーターのことは
まさしく「その通り」と同感したのです。
私もブログを始めてもう10数年になりますが、ある時中傷で世の中がいやになり、もう絶対に書かないからと
しばらくやめていた時がありました。
そうしているうちに私のメールアドレスに「どうしてブログやめちゃったの?」というの日に日に多くなり、
「あぁ、私のブログを読んでくださっている方もいらっしゃるのだ、なんの中傷をされても私は私」と
開き直り、再開してからは気にしないと強い気持ちを持つようになった。
その上コメントが書けないように画面を修正してもらったら、その中傷が「大前研一」に行ったこともあり、
何処までいやらしい人たちがいるのか、呆れたと同時にすっかり凹んでしまった。
木村花さんの自殺をきっかけに、余りにもひどい中傷を書いた人を、特定しやすくなるような法改正されるようだ。
これは少し異なるが、最近のワイドショーのコメンテイターという人種の酷さ、少し有名だったら
コメントとまったく違うジャンルの人がしたり顔してコメントしているのを見て、ぞっとしてしまう。
だいぶ前にだれから来た話か忘れたが、私も2回ほど出演を頼まれて出たことがありました。
前日のプロデューサーが打ち合わせに来て、何だか話の流れのようなプリントを渡されて、
ある程度答えが書いてある、これに沿ったコメントをしてください、と頼まれました。
じゃぁ、私でなくてもいいじゃない、と突っ込みを入れたくなりましたが、とりあえず引き受けたので
出ましたが、昨今のコメンティター誰でもいいのよね、だって本来の仕事じゃないことコメントするのですから。
私が嫌いな青山学院の駅伝の監督という輩は走ることのコメントじゃない、政治から離婚から芸能界まで
口をはさんでいて、背筋がぞっとします。
林真理子さんは2チャンネルの元管理人という人のことを2チャンネルらしく影の人であるべきだと
人前に出てくることが変、一生陽の当たるところに出てくるべきではないと断じている、私もそう思う。
人は何でそんな人のことを言いたがるのか、言いたいのは首相とか知事とか、国会議員など
税金で食べている人のことは国民に何を言われようが我慢するべきだと思いますが、
それにしても昨日HNKで渡辺恒夫さんが歴代の首相と懇意にしていて、読売新聞の記者としてではなく
人間として付き合ったことをドキュメンタリーで話しておられましたが、
それにしても歴代の首相(今の安倍、鳩山由紀夫は論外)吉田首相をはじめ数代の首相の顔は
本当にいい顔していました。戦後の混乱も・・・大岡裁きが似合う感動の所作や品がありました。
ネットで広く知らない人まで中傷する時代になって、人が傷つき悩むのを実感できない人が
ただ単にパソコンを開けて書きなぐっているその先に人の心があることを重々知ってもらいたい。