足腰が立たなくなったら観ようとおもっていたDVD、昨日から見始めたら止まらなくなった。
昨日のうち、今日はソフィア・ローレンの「ひまわり」を観るつもりだったのです・・・が
朝から大雨、暗い、寒い、「ひまわり」は冷戦時代の戦争で引き裂かれた夫を探し求める暗い映画なので、
今日の天気には向かない、こちらも暗い一日を何とか過ごそうとしているので止めました。
その代わりNYのグランドセントラルが舞台の日本名「恋に落ちて」メリル・ストリイープとロバート・デニーロ
のあり得ない中年の恋物語、マンハッタンがふんだんに出てきます。
彼らが出会う57丁目の本や今はないですが、リッゾーリというイタリア系の高級本屋が舞台です。
それと、グランドセントラル駅から発車するハドソン川沿いを走る電車がふんだんに出てきます。
ま、中年のおとぎ話ですが、こういう日に観るにはちょうどいいかなぁ。
その後外を見ても、暗い、大雨がやみそうにない、その上近所のお風呂屋さん土曜日はお休みで
行くところがない。今日こそ一歩も家を出ませんでした。
部屋の片付けも大方終わり、手持無沙汰。
映画って見始めるとダメです。もう一本、昔から大好きな「宗家の三姉妹」を観てしまいました。
激動の中国で生まれた宗家の3人の姉妹が織りなす物語です。
私はこの映画を観て、一般の映画館には掛からなかった「岩波書店」の映画館で観ました。
宗家は中国でも珍しいクリスチャン家族で家業は聖書の印刷をしていた。
その3人の娘が小学生を含めて3人ともアメリカの学校に留学するところから始まります。
長女は銀行家に嫁ぎ、次女は革命家孫文と結婚し、3女は宋美齢で台湾の蒋介石と結婚したのです。
私はこの3女が結婚して蒋介石が亡くなってニューヨークで余生をすごしていたロングアイランドの
お宅を観に行ったことがありますが、辛、西安事件、日中戦争、国共内戦・・・時代に翻弄された
彼女たちの実話は凄く興味があります。
蒋介石は後に台湾を形成し、彼の描かれ方は嫌な男だったみたいですが、今の台湾は素晴らしい国に
なっているので、中国から脱出して良かったのでは?
私は孫文と結婚して一時上海に住んでいた住居を何度も行っていますが、孫文夫人の慶鈴さんの
生き方に感動します。そう慶鈴さんのお宅には毛沢東が訪ねてきた時の写真とか
彼女が秘かに住んでいたところは上海に行くとどうしても行きたいところです。
上海の中心からもそう遠くないので必ず行っております。
実家がお金持ちだったから飾ってあるものも凄く品がいいドレスやバック、いらしたお客様の
写真を見ても孫文が亡くなった後も後光がさしていた様子が見て取れます。
なにがこんなに興味があるって、あの時代にこの三姉妹の父親が子供たちをアメリカの
学校に留学させたことです。
中国の奥深さを感じるストーリーです。
コロナウイルスを流行らせてしまった中国ですが、いまだ謝らない、彼らに謝るという動作はないのかも。