かつて10年間住んだことがあるNYですが、今回私が行った日から急に気温が下がり、木枯らしが吹きつけていた。
ダウン・ジャケットの長いのを持って行って正解でした。その上街を歩くときはホカロンをポケットに入れて、
それでも寒い、寒いと言い続けました。
住んでいた時、この季節になると何てこんなところにいるのだろう、もっと寒さに優しい日本に帰ればいいのに、
と何度思ったことか。
旅行会社がセットした3泊5日の旅では絶対にNYの良さは感じられない。
あえてフリーにして街を歩き倒す覚悟が有れば、このマンハッタンを好きになるでしょう。
私は6月に引き続き行ったので、今回は滞在先の坪田裕子グルソンさんと夕食をご一緒するのが楽しみでした。
彼女は私より1歳年上、今でも6か国語の医療通訳をしていて、医療用語の勉強に夜8時ごろまで図書館で
お勉強している女性。
私が簡単な夜食を作って彼女が帰って来て、差しでビールなど飲みながらよもやま話をするのが一番楽しかった。
以前は予定をびっしり入れたNY、何としても行きたいところを列挙していたが、
そういう旅より人との交流が何とも心休まる過ごし方です。
というのは、
私が大好きだったHENRI BENDEL も今年いっぱいで閉店になるし、
39丁目の5番街にあるLORD & TALERというデパートも今月で閉店。
どちらも私が大好きだったデパートです。勿論今じゃデパートは日本も下火ですが、
あの名門デパートがなくなってしまう、一抹の寂しさを感じてきました。
セントラル・パークの紅葉はまだ3部くらいでしたが、日本と同じ今年は変な夏の終わり方をしたので、
紅葉が今一だとNY在住の人が言っておられました。
NYの街を覚えるのに、地下鉄とバスを網羅しないと、人さまに連れて行ってもらうと、
まったくわからないままで帰国してしまう。これほど東西南北、きちんとした町は少ないので、
分かってしまうと、とても街歩きが楽しいところです。