今日つくばの彩花さんが日本橋高島屋で開催されている「草月流」の展覧会に誘ってくれた。
彼女は草月流のお弟子さんだが、今は花器を制作している陶芸家なので、花を見るより活けてある花器を見に行くという感じですかね。私はいつも付録で行きますが、こういうおけいこ事は大変です。
私は自分の葬儀にコスモスをとお願いしてあるので、どうしてもコスモスに目が行ってしまいます。こういうことを言うと「じゃぁ秋に死んでね」とちゃちゃを入れられますが、コスモスのピンクが好きです。
彩花さんも銀座が好きです。日本橋じゃ落ち着かないと銀座まで出てきました。遅いランチをしてからいつもの銀ブラ。
私たち二人が銀座通りを歩いていたら(松屋のルイヴィトンの前あたり)。機材を持ったマスコミの人が数人近づいてきて、「インタビューをお願いします」って、「はぁ?」「家族について少しお聞きしたいのですが・・」「私たち独り者だから家族について(特に旦那様のことらしい)話してあげたいけどいないのよ、旦那様が」「あっ、そうですか、残念だなぁ」ってな会話がありました。
よく私もこの手のインタビューに会いますが、答えが強すぎるのか、マスコミに出せないのか、たいてい放送されません。ああいうのって、当たらず障らずの答えが良い答えというのでしょうね。
昨日は朝一番に気になっていた映画「もうひとりの息子」を観に行ってきました。毎日忙しいので映画を観る時間が”ナイ”のですが、それは、それで何とか時間を作るものです。映画評論家北川れいこさんが「珠玉も傑作だ」と90点近い評価だったので・・・
イスラエルとパレスチナのお話しです。いわゆるユダヤ人とアラブ人の家族の話です。重い内容ですが私にとってはお勧めの一作です。銀座和光の脇にある単館映画ですが、リッチなイスラエルと荒涼としたパレスチナが胸に迫ります。歴史的に相対している二つの国に自分を愛してくれる家族がいるというヒューマンなストーリーですが、良い映画だと思いました。
中年の男女でこの映画館では珍しく混んでいました。