この店はいつも並んでいます。お米を主体とした京都のご飯やさんです。
場所は銀座の日動画廊の裏手になりますが、土鍋で炊いたご飯が絶品です。
おかずは天ぷら、サバの味噌煮、親子鍋、普通のものですが、
丁寧な料理ではあります。
如何にも京都という感じ、海苔も今焼いたばかり、掬い豆腐など、上品。
1膳目は炊きたてのご飯、2膳目はしっかりおこげ、これは昨今作ろうと思っても炊飯器では
出来ない代物、香ばしくて美味しい。
小さな店なので、昼時は混みますが、中々の白米が食べられます。
久しぶりに娘も「おばぁちゃまに会いに行く」と。
母は孫が来るときは必ず横浜駅の崎陽軒「嘉宮」でご馳走してくれる。
ここが大好きな私たちは裏メニューの揚げワンタンをお願いします。
予約の時に頼んでおきます。
95歳の母もここでの食事はとてもすすみます。
今日のように元気だと今年もゴールド・コーストへ行けるわね、と言ったら、
もう一度あの海を見たいわ、と言っておりました。
いつもここ嘉宮にくると「今回が最後かなぁ」と思うのですが、
何の、何の、私がゴールド・コーストを誘ったら乗り気になっていました。
こんな幸せな老後は私たちにはないだろうなぁ、と。
良い子たちに恵まれた?母は幸せだと自画自賛しています。