私が2度目のNY滞在中が一番盛んだった統一教会。桜田淳子さんが教祖様の決めた人と結婚したと騒がれていた頃です。その頃統一教会は飛ぶ鳥落とす勢いで、NYの角々に有ったコリアン・デリーがほどんどその信者が店員だったそうだ。私が住んでいたLEX.AVEと39丁目の角にあったデリーは勿論統一教会員が店番をしていました。24時間営業で店員さんはみんな魂を抜かれたような、同じ顔に見える人たちで何度行っても顔を覚えられなかった。マンハッタンにあるお寿司屋さんもほとんど統一教会が経営していると聞いていました。私は全く興味がなかったので、勿論勧誘何て来なかったですが、NYに住んでいる日本人はターゲットになりやすいと言われていました。
今では余り聞きませんがマンハッタンから見てイーストリバーの対岸にウオッチ・タワーという新興宗教が盛んでした。私は成り立ち迄知り得ないのですが、日本語で「ものみの塔」と訳されていました。その後衰退したと見えて、そのビル群はブロンクス地区が開発されて、いい値段になった時とこの宗教が下火になったのか、すっかりビルが取り壊されて新しい街になり、宗教色を見なくなりました。
それにしても今回安倍元首相を死に貶めた犯人は、勿論ガードが手薄だったことも相まって亡くなってしまいましたが、宗教って怖い。週刊文春の記事が全部真実とは思えませんが、それでも犯人の母親はのめり込んだのは間違いないと思います。私はとりあえず母が信じていたキリスト教で学校もガチガチのバプテスト派でしたが、今考えると呑気な教えだった。土、日がお休みの学校で日曜日は各自教会へ行くというのが入学時指示されましたが、そううるさい事も言われず行かない人は2日間お休みのいいシステムの学校だと思っていたでしょう。私はそれでも日曜日の礼拝は守っていっました。神様がこの年まで生かして下さって、感謝して生きています。
ただ、安倍元首相の国葬を決めるのはどうかなぁ?私は反対だな。静かに送ってあげましょうよ。もり、かけ、桜と解決していない問題もあり、世界の重鎮も来日してその警備も大変、コロナを叫んでいる時節柄も有りますし。今もし世界の当主や王さまが亡くなって国葬というのならわかりますが、元首相の国葬を常態化したら、刺されて無念の死だったのはわかりますが、国葬というのの意味が違うような気がします。