大前伶子 - 公式サイト
  • Facebook
  • Rss
  • トップページ
  • プロフィール
  • お問い合わせ
Home» ブログ » 「赤ちゃんポスト」の想い

「赤ちゃんポスト」の想い

Posted on 2022年5月29日 by 大前伶子 in ブログ

 熊本にある慈恵医大の「赤ちゃんポスト」に以前伺ったことがあります。というのももう亡くなった方ではありますが、熊本出身の鈴木かつこさんがご存命の頃、もう10年くらい前のことです。鈴木かつこさんの生涯を書いた本「60歳なんて怖くない」を出版した時、私が彼女のインタビューをして、当時6~7本のテープ起こしをして、本に仕上げたことがあります。その本の印税を彼女は熊本の慈恵医大に行き担当者と面会して寄付をされた時付いて行きました。

 その時、この様なシステムと言ったら叱られるかもしれませんが、あのポストを鮮明に思い出します。産んでも育てられない母親が、そのポストの籠に入れて去っていく。胸が締め付けられるほどつらい思いをしながらの行為だとはわかり切っていますが、その姿を想像しただけでとても辛い気持ちになったものです。最近盛んにこの赤ちゃんポストの話題がテレビで放映されるので、あの時の事を思い出しました。鈴木かつこさんも最初の男の子を産んだ後、自分で育てられずに、親元へ子供を置いて上京するのですが、戦後間もないころ、女一人で食べていくことは並大抵ではなかった、という事がその本に書いてあります。私はテープ起こしをしながら何度も涙が出て困りました。彼女はその事が一生ついて回ると何度も口にしていました。だから、本が出来その印税の一部を赤ちゃんポストへ寄付したのです。

 鈴木かつこさんはすでに亡くなられましたが、心優しい、チャーミングな方でした。私はその頃NYへ行くと必ず彼女のところでご飯をご馳走してもらったものです。焼き鮭や味噌汁ぬか漬など、ここは何処?NYじゃないの?ここまで日本食をご自分で作って食べている人今時珍しい女性でした。旅の間に鮭とや味噌汁が頂けるなんて・・・と。

 彼女は「60歳なんて怖くない」を書いて、出版記念のパーティーにも呼んでくださって、熊本八代にも伺いました。その折「赤ちゃんポスト」への慰問をしたのですが、後ろ髪惹かれる思いで行ったのを覚えております。彼女はどうしてもそこへドネーションしたいと・・・長男はその後引き取っていましたが、彼女はあの厳しいNYの不動産業界でも生き残って部屋中に表彰状が飾られていました。あぁぁぁ~懐かしい、もう一度会いたい女性でした。

最近の投稿

  • 7日目 ROBINA2014年6月19日 7日目 ROBINA
  • 伊勢神宮2014年5月1日 伊勢神宮
  • 最終回:ドクターX2017年12月15日 最終回:ドクターX
  • グアムの街2022年8月30日 グアムの街
  • 物見高いは江戸の華!2015年4月20日 物見高いは江戸の華!
  • 銀座歩行者天国2022年4月2日 銀座歩行者天国
  • 持続可給付金つてそんなに簡単に受け取れるの?2022年6月10日 持続可給付金つてそんなに簡単に受け取れるの?
  • 部屋の模様替え2015年9月29日 部屋の模様替え
  • ①NYは物凄いことになっています2016年10月2日 ①NYは物凄いことになっています
  • 今日もいろいろありました2022年9月20日 今日もいろいろありました
  • 昔の原稿を出して・・・2017年10月18日 昔の原稿を出して・・・
  • 暮れから新年にかけてサンフランシスコに・・2023年1月4日 暮れから新年にかけてサンフランシスコに・・

サイト内検索

最近の投稿

  • 伊東屋に頼んであった額が出来上がりました
  • 紫蘇の飲み物を習ってきました
  • 軽井沢へコンサートの手伝い
  • この写真はパナマに行ったときのものです
  • 明日から軽井沢
  • 今、古い写真の整理をしています
  • メトロポリタン美術館をNHK・BSで丁寧に案内しています
  • 毎日病院通いって、案外疲れます
  • びっくりしたこと、が・・・
  • 河野洋平さん死去のニュースに触れて・・
  • 今日はプロのお掃除をお願いしました
  • トランプ大統領と習近平主席の対決は・・・
  • 11代大樋長左衛門展
  • 4月のゴールド・コーストへ行って来ました
  • 渋谷西武デパート閉店って・・・
  • 久しぶりに100円ショップへ行きました
  • 日本は平和です、ね!
  • 面白半分で・・・と
  • アメリカがどんどん遠くなる
  • NHKの「アナザーストーリー」で感じたこと

アーカイブ

  • 2026年7月
  • 2026年6月
  • 2026年5月
  • 2026年4月
  • 2026年3月
  • 2026年2月
  • 2026年1月
  • 2025年12月
  • 2025年11月
  • 2025年10月
  • 2025年9月
  • 2025年8月
  • 2025年7月
  • 2025年6月
  • 2025年5月
  • 2025年4月
  • 2025年3月
  • 2024年11月
  • 2024年10月
  • 2024年9月
  • 2024年8月
  • 2024年7月
  • 2024年6月
  • 2024年5月
  • 2024年4月
  • 2024年3月
  • 2024年2月
  • 2024年1月
  • 2023年12月
  • 2023年11月
  • 2023年10月
  • 2023年9月
  • 2023年8月
  • 2023年7月
  • 2023年6月
  • 2023年5月
  • 2023年4月
  • 2023年3月
  • 2023年2月
  • 2023年1月
  • 2022年12月
  • 2022年11月
  • 2022年10月
  • 2022年9月
  • 2022年8月
  • 2022年7月
  • 2022年6月
  • 2022年5月
  • 2022年4月
  • 2022年3月
  • 2022年2月
  • 2022年1月
  • 2021年12月
  • 2021年11月
  • 2021年10月
  • 2021年9月
  • 2021年8月
  • 2021年7月
  • 2021年6月
  • 2021年5月
  • 2021年4月
  • 2021年3月
  • 2021年2月
  • 2021年1月
  • 2020年12月
  • 2020年11月
  • 2020年10月
  • 2020年9月
  • 2020年8月
  • 2020年7月
  • 2020年6月
  • 2020年5月
  • 2020年4月
  • 2020年3月
  • 2020年2月
  • 2020年1月
  • 2019年12月
  • 2019年11月
  • 2019年10月
  • 2019年9月
  • 2019年8月
  • 2019年7月
  • 2019年6月
  • 2019年5月
  • 2019年4月
  • 2019年3月
  • 2019年2月
  • 2019年1月
  • 2018年12月
  • 2018年11月
  • 2018年10月
  • 2018年9月
  • 2018年8月
  • 2018年7月
  • 2018年6月
  • 2018年5月
  • 2018年4月
  • 2018年3月
  • 2018年2月
  • 2018年1月
  • 2017年12月
  • 2017年11月
  • 2017年10月
  • 2017年9月
  • 2017年8月
  • 2017年7月
  • 2017年6月
  • 2017年5月
  • 2017年4月
  • 2017年3月
  • 2017年2月
  • 2017年1月
  • 2016年12月
  • 2016年11月
  • 2016年10月
  • 2016年9月
  • 2016年8月
  • 2016年7月
  • 2016年6月
  • 2016年5月
  • 2016年4月
  • 2016年3月
  • 2016年2月
  • 2016年1月
  • 2015年12月
  • 2015年11月
  • 2015年10月
  • 2015年9月
  • 2015年8月
  • 2015年7月
  • 2015年6月
  • 2015年5月
  • 2015年4月
  • 2015年3月
  • 2015年2月
  • 2015年1月
  • 2014年12月
  • 2014年11月
  • 2014年10月
  • 2014年9月
  • 2014年8月
  • 2014年7月
  • 2014年6月
  • 2014年5月
  • 2014年4月
  • 2014年3月
  • 2014年2月
  • 2014年1月
  • 2013年12月
  • 2013年11月
  • 2013年10月
  • 2013年9月
  • 2013年4月

メニュー

  • 大前伶子のニューヨーク(旧ブログ)
(c) 2013 - 2024 大前伶子 公式サイト