このところ母が入院している病院に行く仕事がほぼ毎日あるので、まとまったことが考えられない。
が、私たち反省点も多いのです。
というのは母も97歳まであらん限りの贅沢をしてきた人。
鰻は野田岩、洋食はニューうランド、たいていの外食は横浜高島屋の特選etc. パンはアンデルセンのバケット、
銀座キムラヤのデニッシュを生地に使った食パン、1時間ほど並んでやっと買えた食パンなど、
こだわりにこだわった贅沢をしてきたツケが回った感じです。
今入院しているリハビリ病院は外から食べ物の持ち込みNGなのです。
従って病院で出されるものをいやでも食べなくてはいけない。
私たちは見舞いに行ったらすぐ「今日は何を食べたの?」と聞きます。
とてもいやな顔して「食べるものは何にもない」とそっけない。
ここでの食事をしっかり食べないと家に帰れないのよ、と言っても食べない。
「朝のパンは?」ロールパンをやっと1ケ食べたらしいが、美味しくないって。
妹と話すのですが、私たちも贅沢をしすぎているのよ、次の代私たちが老人ホームに入った時のために、
今のような美味しいものから少しシフトして慣れなくてはいけないの。
ヤマザキパンやフジパンも食べる練習をしておかなくては老人ホームに入った時泣きを見るのは自分自身ですから。
こんなに食材が豊富なところに住んでいるって案外老後不幸せかも。