命輝くどころがちじんでしまう万博でした。会場に入った時やれやれとため息。雨脚が酷くなり何処か雨宿り出来るところを探しましたが、大屋根と銘打った代物は屋根がない。みんな雨宿りに駆け込んでくる、ありゃ?とどの人も上を見ると空が見えていました。あれはふきっさらしの輪か、何処にも雨宿り出来るところは有りません。娘がじゃぁ、アメリカ館だけでも観て帰ろうと言ったので大雨の中アメリカ館までたどり着いた時は1時頃でした。係員(日本語が覚束ない学生風の子)が次が2時、でその次が4時でどちらも予約で6時なら予約できます。だとさ、ここでアメリカ館6時まで待って入るほど暇じゃないのよ。えっ!6時冗談じゃないわ、と何しろ雨宿りが出来ないのでトホホな状態。
じゃぁ、少し考えよう、まずトイレに行って落ち着こう。そのトイレが凄いのよ。雨が滴っていて水びたし、やっと用を足して手を洗って手を拭こうと紙を探したら、係員の中国人が変な日本語で「この大会はエコを謡っているから紙ナフキンはありませ~ん」自分のハンカチで拭きなさいということらしい。案の定私たちが行った次の日はトイレが詰まって使えなくなったとニュースで言っていた。あんなことをエコを持ち出してきてみんなが勝手なテッシュを使いゴミ箱も置かないのならトイレに捨てて来る、詰まるのは当たり前。今の時代この当たり前の事をエコを御旗に倹約する。いかにも大阪、吉村がやりそうなこと。
このプロジェクトの副題がふるってるのよ。どれも!「いのちを高める」「いのちを守る」「いのちを知る」「いのちを広げる」「いのちを磨く」シグネチャープロジェクト!!だそうだ。私は「いのちがちじんだ」まぁ、電通が考えそうなタイトルじゃ。今回は前のオリンピックで懲りたのか余り電通の影響が感じられないかと思ったらパンフレットを見ると電通満載。
「いのちめぐる冒険」というタイトルが私たちに与えられた試練でした。
まぁ、私たちは30分で退散、何処も観ませんでした。待ち時間2時間4時間と言ってるまに寒くって震えてきました。昔アメリカに数日行った人を”あめしょん”と揶揄しましたが”ばんしょん”でした。まぁ、完璧より書くことがたくさんあって良しとするか。もう、帰ろうよと寒さと虚しさに同じ意見で何処も観ずに帰ろうろしたら、何と帰りもこれなぁ~に?というほど出口が満員、帰りの駅まで行と同じくらい駅に向かう人で凄い列。タイトルの命の輝きプロジェクトというのがお笑いになっていて、まぁ、出だしから変な万博だと思っていたのが「当たり」
美味しいもの食べたいと娘に言ったらホテルに帰ろう、ととぼとぼととはいかず大混雑の電車で大阪駅までかき分けかき分け。。。。ホテルで観たニュースはその混雑ぶりを放映していましたが、笑い事ではない本当に吉村知事首ものです。
阪急の9階特選食堂で京都のてんぷらやさんで上等なお座敷てんぷらを食しました。やっと人心地。万博に行く人には私は本当の事を言いますから。