若いころ、大人になったら何になりたいか?と良くテレビのインタビューで子供にマイクを向けている番組があるじゃないですか。
私は中学から高校までバレエをしていました。勿論将来はバレエダンサーを夢見た少女でした。今思うと厚かましいとは感じますが、バレエを諦めたのは20歳ごろ。その頃大野一雄先生にずっと習っていて、クラッシックバレエの寿命は短いと思いマーサ・グラハム系のバレエにのめり込んでいました。定期試験でもバレエは通っていました。その後丸紅に入社して「あら、もっと面白いところがあるじゃない」と先細りしてしまいましたが、昨年バレエの神様といわれているプリマドンナ森下洋子さん主演の「くるみ割り人形」を観た時、衝撃を受けました。私と2~3歳しか違わない年齢なのに主役を演じていらした。楽屋では酸素吸入をしていると聞いていますが、それにしても生涯現役、凄い。
腰の手術をしていなかったら今でも踊りたいという気持ちがありますが、老人の冷や水と言われそうなので、キエフバレエやロシアバレエを観に行っていましたが、その国が戦争を始めて胸が痛い。
安心してバレエが楽しめるお国に早く戻って欲しい。