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木の芽時

Posted on 2014年4月2日 by 大前伶子 in ブログ

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ボンマルシェのサクラエビと春キャベツのパスタ。この時期しか食べられない春を感じました。

今日のニュースで新入社員風景を写していましたが、入社しても5月の連休に辞めてしまう人が何パーセントかはいるらしい。

せっかく紺のスーツを買って面接を2年前から繰り返していても、会社ってこんなんじゃないと思ってしまうのだそうだ。

学生時代から甘やかされていたツケが回ってくるのでしょう。

両親を招いて入社式をした会社を「珍しいです」と付け加えていましたが、

私は高校、大学より入社式に両親を招く方が道理にあっていると思います。

これで親の責任の大半を経過したという親の達成感は学校ではなくこれから働くところです。

もう20年ほど前ですが、娘が当時のコンチネンタル航空に入社した時、1人に付2人まで何処の国からも入社式に招待されました。

その入社式の感動したこと。前日まで試験に通るか不安がありましたが、(当日入社を拒否される人もいたらしい)

何とか最後の試験が終わり、社長が直々に入社証明書を渡してくれるセレモニーに感動したものです。

「この会社に入社した以上家族です」という社長の言葉で涙が出たことを思い出しました。

私は日本から丁度NYのコロンビア大学に50歳で留学していた妹を誘って当時コンチネンタルの本社であるヒューストンへ行きました。

苦しかった訓練中の数々の写真を収めたDVDをそれぞれに手渡ししてくれて、とてもあたたかい入社式でした。

アメリカってドライだと思っていましたが、とてもウエットなその様子に勿論フライトという危険な仕事をするので理解してもらいたいという気持ちだったのでしょう。

それ以上に感動したのはその期に卒業したアテンダントの総代になった人当時48歳だった。全部の試験で98.5点を取ったと発表された。

彼女はナースをして男の子を2人育てて、彼らに手が掛からなくなったので、世界を飛びたい、見たいというスピーチをしました。

私と妹は「日本ではもうとっくにフライト・アテンダントって仕事させてもらえないわよね、地上に配置転換される」と話したことを覚えています。

今から18年ほど前ですから、その人がもし飛んでいたら65歳くらいにはなっています。

アメリカの航空会社の良い所?は年齢で降ろされることは「ない」ということです。

日本はすぐ年齢を言いたがりますが、年に一度の訓練に合格したら乗り続けられます。

定年は自分で決めるって。

今日の入社式を見て、何となく日本もそうなって欲しなぁと思いました。

そういえば私が丸紅に入社した時も「両親を招待してくれていました」母は今でも覚えていて、「いい会社だったわね」と申します。

それだけ家庭的な会社だったのですね。

賛否両論あるでしょうが、家族に会社を見てもらうチャンスですし、どんな会社か知る上にも素敵なことだと思います。

もっとも今のITの会社なんて親にみせてもさっぱりわからないでしょうが。

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