といっても、原宿まででしたが。
このところコロナ騒動に扇動されて、何だか外に出たくなかった。
NYのスーさんと原宿で会い、9時半ごろ表参道から千代田線に乗りました。
私の前に座っていた45歳くらいの女性、手鏡を覗きながら、白髪を一本ずつぬいていました。
いやぁ、熱心に前髪を一本ずつ毛抜きでぬいているのです。
電車で化粧をしている女性はたまに見ますが、白髪を抜くなんて・・・そりゃ白髪が気になるのはわかりますよ。
数本抜くというのではなく熱心に私が降りる日比谷までずっとです。
その姿って、化粧するより恥ずかしかった。
昔父の白髪がはへ始めたころ、「おい、れいこ、俺の白髪を1本五円で抜け」と命令されたことを思い出しました。
アルバイトとして当時ティシュなんてない頃、チリ紙に1本づつ数えながら抜いたこと、間違って黒い髪を抜いたら
マイナス5円引かれたのです。大事な黒髪を抜くと叱られましたが・・・
母を思い出すことは今回のクルーズ船でしたが、電車で白髪を抜いている人を見て、
久しぶりに父を思い出しました。