20世紀の初頭中国に、新しい時代の息吹を感じとり、自分を信じ、家族のため、祖国のために生き抜いた三姉妹の
この話が実話だと信じられないほど私は好きです。
以前上海に行ったとき宋慶齢さんが住んでいた家を観に行ったことがありますが、今回は彼女の足跡を展示されている博物館に
行ってきました。
王さんが本来の仕事がはいっていたので、私は一人地下鉄を乗り継いで何とかたどり着きました。
上海の地下鉄も案外親切で乗り方も易しいのです。
王さんは地下鉄なんて乗ったことないらしいですが、私はNYで鍛えた地下鉄マニア、こうして自分の足で
歩くと場所も覚えられるし、地理にも詳しくなります。
さて、宋慶齢さんは後の孫文の奥さんになり、宋美齢さんは蒋介石の奥さんになった凄い姉妹です。
孫文と宋慶鈴は日本に亡命していたのですが、その後の革命で彼らの人生が壮絶なものになります。
孫文の次に国民党で実験を握ったのが蒋介石で、彼の奥さんが宋美齢さん、国民党と共産党の狭間に
いつしか姉妹でも違う道を歩み始める。
1945年、戦争は終結するが、国内では再び国民党と共産党の内戦が始まり、1949年には、
中華人民共和国成立、蒋介石率いる国民党は共産党に追われて台湾に撤退するのです。
それ以降、三姉妹が再び顔を合わせることはなかった。
私がNYに住んでいるときはまだ宋美齢さんはロングアイランドでご存命でした。
彼女がロングアイランドのお宅に慶齢さんが重態という知らせを受けたところから
この「宗家の三姉妹」の物語が始まります。
この3人の姉妹によって私は中国の歴史の一端を垣間見ることができるのです。