今、ビッグカメラの8階で放映されている「FOUJITA」を観てきました。
藤田嗣治って画家、マニアックな人でないと知らないから一人で観に行こうかなぁと思っていたら、
NYからスーさんが来ていて、彼女ならとお誘いしました。
オダギリジョー主演の日仏合作でしたが、なんとも言い難い、よかったかと聞かれれば、まぁまぁかなぁ~~
静止画像が多用されていて、何を言いたいか今一つでした。
日本の原風景を画面に入れたかった監督の自己満足かなぁ。
それにしても藤田嗣治という画家ははちゃめちゃな人だったらしいが、今では大画家ですし、
日本の宝みたいです。実生活は結婚5回、1886年~1968年 82歳でパリで亡くなったらしいが、
若いときパリで暮らし、戦争中日本に帰国、その後パリに戻って亡くなるまでパリでモジリアーニやシャガールと並び賞されたのです。
フランスに帰化し、再び日本の土を踏まなかった方だったらしいが、
第二次世界大戦の時描いた「アッツ島玉砕」の絵の前では拝んでいる人もいたとのこと。
突飛な振る舞いとおかしな眼鏡をかけている姿をオダギリジョーは頑張っていたとは思いますが、
いかにせん、もっと彼の深層心理に突っ込んでもらいたかった。映画としては監督の自己満足だったのでは?