以前上海でご馳走になった蛇のスープを思い出す記事を見つけました。
週刊文春の高野秀行さんという人の書いた1ページのエッセイ「へんなたべもの」
というところにこの蛇のスープが絶品だと。
鍋に水を張り、切り身の蛇肉、セロリ、タマネギ。しょうが、塩を入れて火にかけて、
15分~20分煮たら出来上が我り。
肉を取り出して、汁のみ器に入れて食す、無色透明なスープで食べるとうっすらと、でもしっかりした
旨味が口の中にしみわたる。こんな上品なスープが動物性の出汁で作れるのか。
と書いてある。ところがですね。
私は2年ほど前に上海でこの蛇のスープご馳走になったのです。以下その時の会話。
研一「このスープ凄くうまいなぁ、何のスープだろう」
伶子「本当、こんなクリアーな上品なスープなんでしょう?」と
王さんに聞きました。その時は徐さん王さん夫妻と大前夫妻と私5人上海のホテルでの食事風景。
王さんに「これ何のスープ?何だか肩が凝っていたのだけど、す~~~と楽になったのだけど」
と質問したら、
王さんが「後で教えてあげるから今はそれを飲み干してね」と。
私たちは美味しい、美味しいとすっかりいい気分で頂いてしまいました。
それから食事が終わってすっかりスープのこと聞くのを忘れていたのですが、思い出して
「ところで王さん、さっきのスープ何のスープ?」と。
彼女が耳元で「蛇のスープよ」と。「へぇ~~~」と絶句したのを覚えていました。
今回のへんな食べ物の記事を読んで「あぁ、あの時の蛇のスープ」をおもいだしたのです。
蛇のわりに美味しいという感想だとのことでしたが、あの上海で頂いた蛇のスープ忘れられないお味でした。
疲れも取れて、次の日の肌もしっとり、お化粧のノリも良かったのを覚えています。
でも・・・最初から蛇のスープと言われていたら果たして飲めていたかは???です。
蛇のフライパン炒めも「ひゃぁ!こっちも香ばしくて美味しい!」と絶賛していました。
この記事を読んであの驚いた蛇のスープを思い出してごっくんと生唾飲んでしまいました。