有楽町のピカデリーで上映している「ちいさいおうち」を観てきました。
昨日読み終わったばかりの小説とどうしても比べてしまうが、小説の方が想像できるだけに、画面で観るのとは多少ちがいますが、
映画も良かったと思いました。
主役の松たかこが可愛い奥さん役、旦那さんが歌舞伎の片岡孝太郎、彼はあの当時のお父さんらしくつまらない男を演じていてまぁ合格かなぁ。
さて、問題の板倉正治を演じた吉岡秀隆・・・私は彼は今一、小説で読むともっといい男に感じますが、最初出てきたとき余りのミスマッチにドキドキしてしまいました。似合わないのだもの。そうねぇ、誰がいいか???勿論私が好きな長谷川博己や斉藤仁、西島君だったらよかったなぁ。
吉岡秀隆って俳優上手なのでしょうが、何分にも貧相、小説に出てくる板倉正治はもっともっとハンサムかと思いました。
恐いですねぇ、小説が出てすぐに映画化されるとそのイメージで臨む人が多いから。
助演の人たちがとてもいい!倍賞千恵子、橋爪功、小林稔侍、林家正蔵、笹野高史、米倉斉加年とそうそうたる出演ですから、その人たちの面白いこと、妻夫木もよかった、あたたかい感じで倍賞千恵子演じるタキバーサンの日記を読んで昔をからかったり、想像したり、励まして。
倍賞千恵子さんは確か私と同い年、あそこまで老け役ねぇ、ちょっと怖かった。長く生き過ぎたとむせび泣く姿に私たちももらい泣き。