宮本輝「月光の東」ふらっと入った古本屋で見つけました。1995年から「中央公論」に連載されていた
この作品、長いこと気になっていたのですが、昨日自転車の整備に行った自転車屋さんの前に
小さな古本屋があり、目に入ったのがこの小説でした。
何と110円!家に帰って読み始めたら止まらない、文庫じゃないから中々ハンドバックに入れて電車で
というわけにはいかない分厚いハードブックです。
こういう本があるとテレビがつまらなくなります。
どのチャンネルも天気予報ばかり、その後トランプはどうなったか?とか北朝鮮は?韓国は?
ニュースってもう少し均等にやってほしいわ。
BSに入っていないとまったくこの世の中どうなっているか??私はBSTBSとBSフジの政治番組を
観ていますが、ゲストがつまらなかったら、テレビは消して本にします。
そういえば好きだった小説「マチネのおわりに」は来週から映画化されるのですが、
主演の男優は福山雅治、女優は石田ゆり子、平野啓一郎さんの小説を読んだとき
この小説が映画化されるのだったら、玉木宏がいいわ、と勝手に思っていたのですが、
この主人公はギターが弾けなくては・・・ということで福山雅治さんが主演だったのね。
凄くいい小説でした。同じ頃読んだ友達は平野啓一郎さんのファンクラブに入って
足しげく通っていましたが、私はそこまでノメラナかった。
ただ、この平野さんという小説家もなかなか人を魅了する方だったみたい。
映画の舞台もヨーロッパだから製作費がすごかったのじゃない?
小説の方が良かったというのが大抵の映画化ですから、余り期待しないで観ましょう。