日野原先生と瀬戸内寂尚さんは永遠に亡くならないのでは?と漠然と思っていたので、
今回のニュースとても衝撃でした。瀬戸内寂尚さんがコメントを出しておられましたが、
105歳!!数年前までNYへいらしていました。
私の知人が日野原先生がNYへいらっしゃるとお世話係だと伺っていました。
それにしても日野原先生の見事な生きざま、私は4回先生の講演を生で聞きました。
はじめて聞いたとき主催者が知人だったので、後のお食事会もご一緒したのですが、
とにかく食欲が旺盛な方だなぁと思ったのを鮮明に覚えています。
その後も近くに先生を仰ぎ見ておりましたが、講演の中身もテンポがあり、とても聴いている人を楽しませる方でした。
今晩のBSプレミアムで聖路加の院長先生が日野原先生に「延命処置をしますか」と聞いているとありましたが、
先生はそのまま自然死を望んだとか。
こういうのを「平穏死」というのだそうです。
「枯れ死」ともいうらしい。
その反対に病院などで点滴をし過ぎて死んでしまうのを「溺れ死」というのだそうです。
この言い方ひどいじゃないのと言う人があるかもしれません、けど笑えない病院のもうけ主義で。
来月で1周忌を迎える母の死をじっと見ていた私はこの言い方に納得。
昨年の今頃。暑い日々を白楽で毎日母が死に向かって一つづつ階段をのぼっているのを妹と看護していた時を
思い出さずにいられません。
母が大好きだったイチジクやデラウエアの房をみても涙が出てしまう。
妹と毎日枝豆を茹でて、簡単な食事をしながら、数か月を過ごしたのがもう一年なんだなぁ。
月日の経つのが早い事、日野原先生の話は何度も妹としていましたが、
105歳の「平穏死」神様の元へ旅立たれたのだと冥福を祈るばかりです。