私は手紙が好きだ。
写真の手紙は最近頂戴した神戸の画家森本計一先生から頂いたものです。
森本先生はいつもこのような筆で巻紙です。
いつもドキドキして読んでおります。
同じ内容がパソコンのメールできてもこの雰囲気は出ないでしょう。
京都の着物やさんの前田親男先生ももう亡くなられましたが、やはりこのような巻紙でした。
大事にしまってありますが、芸術の域に達したお手紙は心を和ませる。
どう転んでもパソコンから出すメールにはこの味は出せない。
先日上海の王さんのお嬢さん方がNYから携帯のウイチャットという画面で話しましたが、
これは情緒がない。
昔娘が夏休みにサンフランシスコに短期留学した時の手紙は未だに取ってあり、
時々読み返すことがあります。
1人で行かせた夏休み1か月半でしたが、この時の手紙にはいつも涙ぐんでしまいます。
こういう想いが出来るのも”手書き”の手紙だからではないでしょうか。
王さんが盛んにウイチャットをするように促しますが、私は拒否しています。
本を読んだり、人の話を聞いたり、音楽を聴く、その心の余裕が如何に大事か。