先日立ち寄ったブックセンターで手に取った桐島洋子著エッセイ「本当に70代は面白い」を
読み進むと、何と,分かる、判る、解かる、気持ちが良くわかる。
今の世の中何だかヘン、異様、不気味、見苦しい、軽い、はしたない、けたたましい、無礼、
物知らず、幼稚、自己ちゅ~、刹那的、ネガティヴ、こう愚痴をいっても始まらない、と思う年齢だ。
テレビを中心としたマスコミの軽薄なバカ騒ぎ、等々。
桐島洋子さんのおっしゃることがもっともだと思う面白い年齢の領域に達しています。
彼女はアンチエイジングと言う言葉がお嫌いだそうだ。アンチというのは何かに反し、それをストップしようと
言う思いをこめているのじゃ。
アンチというのはエイジングとは熟成と言う意味につかうとしたら、骨董、ワイン、チーズ、バイオリン、家具、
これらはエイジングによって味わいを深め価値を増すものを言うのであって年齢をこう表現するのは失礼極まるとのこと。
人間は若さをチヤホヤされて舞い上がり、自分磨きもしないで浮かれているきゃぴきゃぴ娘なんてあっという間に
はき捨てられる。
アメリカを本山として世界に広がった若さ信仰と使い捨て文化が今の若者を天下にしている。
朝のコーヒーを美味しく飲んで、夜自分の布団にもぐり込む瞬間が何とも言えないしあわせ。
桐島洋子さんといえば、我々からするとかなり奔放な女性で、結婚はせず、3人の子供を産んで
今は7人の孫、人生自由に謳歌した羨ましい女性。
彼女の生き方はよく「ミセス」で拝見していましたが、お父さんが違う子供たちが個性的でこれまたステキ。
人が何と言おうと関係ない、そういう生き方を私もしたい。案外彼女に近いかも。
70歳の人を見て昔は相当ばぁさんと思ったのがつい最近だったよな~~
でも桐島洋子さんと同じ70代は面白いという人生を送ってやろう!!と私も固く誓ったのです。