週刊新潮にエコノミストの宮家邦彦さんが皮肉を言っておられましたが、私も同感です。
彼は朝の番組「グッドモーニング」のコメンティターとして生出演されています。
11月29日の夜明けに北朝鮮が新型ミサイルを発射したと、その後彼は今日のコメントは
この件で何を質問されても大丈夫なようにその後のCNNなどをチェックし局に向かったそうな。
①ICBM発射実験で北朝鮮は新たな段階を迎えた
②中国が北朝鮮に対話を呼びかけた特使が小者だった
③米国が北朝鮮を「テロ支援国家」に再指定をした
④危機管理の観点から、国民も心の準備だけはしておくべきだ、etc.
このような国際問題が議題になると宮家さんは頭の整理をしてテレビ局のスタジオに入った、と。
だけど、だけど、ワイドショーの話題は日馬富士の暴力問題が大ニュース扱い。
彼は言っている「朝の番組で痛感するのは世の中の関心事が、スポーツ、エンタメ、天気予報」であることだ。
自虐的だが、一般のテレビ視聴者は外交評論なんて関心がないのだ、って。
テレビはより多くの時間を相撲に費やす。
大相撲はスポーツを超える国技だか、その親方同士の争いが続く中・・・・何と平和なのだろう。
この記事は宮家邦彦さんが書かれたエッセイだが、私もまるで同じ思い、
入院しているので、1000円のカードを買って「今日のニュースを観よう」と期待すると、その中身は大相撲ばかり。
それもどのチャンネルも大相撲、大相撲、おおずもう・・・いい加減にしろよな、と毒づいてしまう。
大相撲はミサイルより強いのか、って。本当に今のマスコミ、こんなことしていたら滅亡の一途を
たどるのではないですか。