10数年前にこのマンションを買って、全面改装をしていただいた時知った「スガツネ工業」に行ってきました。
クローゼットの取っ手を取り換えたいと思い立っていました。
スガツネという会社はたいてい素人は行かない、建築家や内装業者はたいていここで部品を調達すると思います。
小伝馬町というあまり得意でない場所ですが、時々気分転換に見に行きます。
とても素敵なドイツ製の取っ手が見つかりました。
自分で取り付けるのは心配でしたが、何とかつけ終わりました。
小伝馬町から秋葉原に向かって200Mくらいの処ですが、上の写真、琵琶の実がたわわになっていて、
こんな都会でとても不思議な気がしました。
琵琶を出すと必ず母が「おとうちゃまの田舎にはこの琵琶の木があってねぇ・・・」と懐かしんでいるのか
主人の実家のことを思い出して嫌がっているのか、その心はわからないのですが、対馬の庭の話になります。
昔、父が琵琶の季節になると必ず買ってきて嬉しそうに食べるのですが、母は
「あんな種ばかりの物にお金を出すってばからしいわね」と皮肉ともつかない悪態をついていましたが、
最近琵琶の香りの良さに「琵琶ってこんなに上品な果物だったのね」と感心しています。
この交通量の多い通りにこのたわわな琵琶の繊細な味はどうなっているのかしら?と眺めていました。
都会で見つけた田舎の景色、すごく感動してしまいました。