「震える紐、目をつむり引き続けた」というタイトルで
私と同じ体験をした朝井リョウさんの記事。
この方男性か女性か「私」となっているので、今一つ存じ上げない方の記事にコメントをするのを
許して頂きたい。
大学四年生の夏、対馬に行った。と言う書き出しで、対馬で生きた鳥を〆て夜食べた話です。
鳥の首にひもを巻きつけてその先端を二人の学生に持たせて逆方向に思いっきり引っ張って、鳥を殺して・・・
そして夜鳥鍋をして食べた、その味は格別だった、と言う記事です。
私も父の田舎対馬で同じ??経験をしました。
紐ではなく父の兄つまり叔父が生きている鳥の首をくるくると回し、ナイフでチョンと切り落とし、
首のない鳥をを手から放して歩かせて、バターーンと倒れるのを待って毛をむしり始めました。
都会生活の私の眼の前ですよ。
私はその夜出てきた鳥鍋一箸も食べられませんでした。
鳥肉屋さんで買ったものは平気で料理できるのですが、数時間前に絞め殺した鳥を
眼の前で食べられるほど度胸がありませんでした。
対馬での想い出はその鳥の首のない鳥が走り、バターーンが一生忘れられないです。
その時の叔父の談「最後まで運動させた方がうまいんだよ」と。
あぁぁ・・・私は田舎では暮らせません。