「明日をつくる10歳のきみへ」103歳のわたしから。日野原重明著
10歳の子供に向けて書かれているが、大事な問題が提示されています。
特に95ページに書いてあることは、今国会で大問題になっている安全保障のことです。
日野原先生は絶対に自衛隊が他国の戦争に参加するべきではない。
自衛隊は日本の人たちを守るためのもの、最後の頼みの綱なのです。
でも、最近では自衛隊をアメリカの軍隊の家来みたいにして、戦争の手伝いをさせようと考えている
人たちがいます。
日本は原子爆弾など核兵器をもっていないので、核兵器をもっているアメリカに守ってもらうため、
自衛隊をアメリカに使わせてあげようと考えているのです。と書いてありました。
「日本は戦争をしません」と憲法に書いてあります。アメリカの戦争に巻き込まれる心配がある。
と判り易く書いてありました。
今安倍首相はどうしてそんなに急いで憲法を改正しなくてはいけないのでしょうか?
先日の国会での苛立ちや野次を飛ばして憲法を改正することはアメリカの”ポチ”に成り下がっていると
感じるのです。
日本の憲法は「いのちの泉」のようなもので、大切に守っていきたいと先生は言っておられます。
人は死んであの世に行くと、「閻魔様」の前に立たされます。そして、
閻魔様はこう言います。「あなたは生きているとき、自分のために命を使った時間と、
人のために命を使った時間の、どちらが多いですか」と。
日野原先生はクリスチャンですが、閻魔様が出てくるところが10歳の君への伝言です。
閻魔様とは、地獄の一番偉い人で、死者の生前の罪を裁く、つまり、死んだ人の裁判官だそうです。
戦争が一番の悪であることが安倍首相にはわからないのでしょうか。
閻魔様の裁きが下る気がするのですが・・・・この頃首相の人相が変わった!と思うのは私だけでしょうか。