映画評で90点近い点数を付けられている「国宝」を日比谷の映画館で観てきました。
私は歌舞伎座の近くで店も経営していたし住まいも歌舞伎座まで3~4分のところに住んでいたこともあるのですが、本気で歌舞伎を観に行ったことはなかった。
妹が生きている頃「区」から鑑賞会のチケットが来たので妹を誘って言ったことが有りますが、途中で「内容がわからないから帰ろうよ」と半分も観ずに帰ったことがあります。
ところが、いつも映画評で厳しいコメントを書いている方が「まるで華麗で波乱に富んだ人生絵巻でも観ているような痛烈な面白さ」と書いていたので興味があって今日一人で観に行きました。
歌舞伎はイヤホーンで内容の説明を聞きながらでないと解らないと決め込んでいましたが、今日の映画は歌舞伎の内容よりその主演者の物語で、多彩な踊りと演技が素晴らしい若い俳優たちの素晴らしさに舌を巻きました。何処かで聞いたような横浜流星と吉沢亮という若い俳優(実は私は全く知らなかった)が上手だったこと。スタント、本物の歌舞伎役者が演じてるのかとも疑ったくらい上手な演技。
いつの間にか新しい俳優が現れているのね。この方たち、私はグループで歌って踊る人達かと思っていましたが、いや、いや舌を巻く俳優たちでした。