今週の週刊文春にいつも「夜ふけのなわとび」というエッセイが掲載されている。
その中で正しく”同感”と膝を打つことが書いてありました。「パバロッティに捧げる奇跡のコンサートプラシド・ドミンゴ&ホセ・カレーラス」を聴きに行った時の事。友達を誘ったら「年寄りの出稼ぎじゃん」とネガティブな意見があったそうだ。何人か誘ったけど、余り期待しないで聴きにいったら、コンサートが始まったら身動きできなくなるほどドミンゴの声量、そして色気に圧倒されたらしい。テノールからバリトンのパートになっても楽々声が出る。余りの美声にしびれたらしい。私は以前にドミンゴの凄さにこのブログに書いたことがある。奇跡の歌声何とも素敵な美しい黄昏を見せてもらった、と同行の友達と満足したって。コンサートの最後は「ふるさと」を歌ってくれてあれには泣いたとコメントがあった。
正しくドミンゴは天才です。以前にメトロポリタンのオペラでお父さん役を演じてドミンゴは甲冑を着て、階段を駆け登るシーンで息も上げずにやすやすとテノールで歌いながら駆け登ったシーンを見て、思わず家に帰ってドミンゴは何歳なのかとパソコンで調べたら何と私と同い年!!いゃぁ、あれには参った、偉いなぁ、と同時に負けられないエネルギーをもらった。彼は第二次世界大戦の時スペインから南米に家族で疎開し、そこで大道芸人からスタートしたと書いてありました。
天才なのね。それ以来ドミンゴの大ファンになってしまいました。今回のコンサートもあるのは知っていましたが、何分にもお値段が高かったのと、妹の死などがあり、行くことが出来なかったのですが、何とか次のチャンスには行きたい。NYメトロポリタンでは大昔のスキャンダルが蒸し返されて、出ることは叶わないと思いますが、彼はソロでもお客が入るから大丈夫!拍手が鳴りやまなかった、ドミンゴも涙ぐんでいたって、林真理子さんが幸せな気分でした、とのこと。そうでしょう!納得。