一昨日、俳優の渡辺徹さんが亡くなって、メディアの伝え方は奥様の榊原郁恵さんが「気丈にふるまっていた」という。そりゃあご家族はまさかこんなに早く亡くなるなんて思っていなかったので、其の死を「気丈にふるまっている」ように見えた、という事ですよね。
私はもっと寸前まで元気で生きていた妹が2時間後に亡くなり、どうしていいか、アパートのドアマンたちは私の態度に「まさか妹が死んでしまっている」なんて全く気が付かず、ニュージャージーから来てくれているデイビットを1階の入り口でガタガタ震えながら待っていたのですが、ドアマンたちはそんなことになっているなんて微塵も感じられず、「気丈にふるまっていた」とひろこさんに言ったとか。
こういう有事の時どういう顔していたらいいのか、大泣きしてしまいたいのを我慢して助けをまっている私は気丈ではなく崩れ落ちそうな気持だったのです。だからメディアの人もそういう言い方はなんだかなぁ、今冷静になってあの時どういう顔していたか、気丈だったか、言葉尻に敏感に反応してしまいます。
渡辺徹さんのご家族もまさかこんなに早く死んでしまうなんて、と思ったと思います。が、彼の病はずっと前からだったのでは?顔がずいぶんコケていましたから、そのまさかが早くきてしまったのでしょうね。前日まで仕事をしていたとの報道が有りましたが、素人が見ても顔がどんよりしていましたから、相当に内臓に負担が掛かっていたのでは?素人目にもそう思えました。こういうニュースに敏感な今日この頃です。