「北京飯店」です。今では古いホテルで余り格が上ではないそうですが、「王府井」に近く、北京の銀座通りみたいなところだそうで散策しました。上海とは違う雰囲気ですが、銀座みたいに買い物をする人たちの波が凄かったです。何だかその波にのまれてしまいそう。中国風のブーツを買ってしまいました。「北京飯店」ではトイレをお借りしただけですが、雰囲気は落ち着いて良い感じでした。
王さんの家族全員の写真です。王さんは妹さんが西安に住んでいるらしいですが、一人息子のおおやまさんが末っ子で男の子だったので、ご両親が凄く大事にされたって、何処の家も、何処の国も息子を大事にするのは一緒ですね。王さんも埼玉大学大学院を出られていますが、おおやまさんも日本の大学を卒業されているので、日本語はOKです。二人を日本に留学させたご両親は日本をとても理解していて、本当に素敵な家族でした。王さんが、「中国のお父さん、おかぁさん、日本のおかぁさん」と私をみんなに紹介した時は涙が溢れました。彼女は私を日本のおかぁさんと呼びますが、こうして日中で素敵な交流をしているのに、どうぞお互いのお国も仲良くしてくださいね。おかぁさんも「私も泣いてしまうから・・・さぁ、食べましょう、ここは私たちが大好きだった西安料理なのよ」と私の背中をさすって下さいました。このレストランは王さんの故郷西安から北京に出てきているのだそうです。下の写真3枚は西安ではとても有名な料理で、西安って中国の中ほどにあるので、山の食材が多いとか。高菜や豆腐、ジャガイモ、など山の幸を多用した料理とハンバーガーのようなパン料理、肉もはさんで食べるのが特徴だそうです。
この上の料理はここの料理長しか作れない肉料理ですが、肉と野菜の蒸し料理です。本当に珍しいお料理と珍味で堪能しました。お漬物も円卓にたくさん並んでいましたが、このまま日本人にも美味しく感じられるものばかりでした。
次の日私は北京から羽田まで余韻に浸りながら帰ってきました。7泊8日でしたが、毎日ホテルが変るのでとても大変でしたが、それぞれのところでお会いした方々、本当にお世話になりました。常熟の湖畔で食べたワンタンも上海で集まってくださった上流階級の淑女たちも、11時間の夜行列車も初めて行った北京も皆様歓待していただき、私にとって素晴らしい中国の旅でした。もっと歴史を学んで行ったらもっと、もっと楽しいでしょう。歴史の勉強はこれからの課題です。