このところ立て続けに昔メディアを騒がせた歌手や俳優が亡くなって考えさせられます。
というのは自分と同じ世代、亡くなっても不思議ではないのですが、昨日の内田裕也さん、
その少し前の萩原健一さん、お二人とも破天荒なことで有名でした。
私は時代的に日本にいなかった時にデビューされたショウケンさんはあまり知らないが、
いつもいい女と結婚離婚を繰り返していたし、
内田裕也さんもどこがいいのか、俳優としても役者としても一流ではないのに騒がれていました。
あと日野正平さんも同じ、決して見てくれがいいわけじゃないけど、何処か女がほっておかない、おけない、
雰囲気を醸し出している。
さて、昨日の内田裕也さんの送る会で感じたのは、女性は本当にちょい悪な方にひかれるのです。
というのは、一人娘のお婿さん本木雅弘さんて、絵に描いたようなお婿さんじゃないですか。
コメントもそつなく、容姿もキリリとしていて、私から見たら、いいお婿さんだけど”つまらない”と感じるのですが、
世の中ではこういう婿が娘の両親としては喜ばれるのですよね。
内田裕也さんがNYで連れていた女優は島田陽子さんでした。
彼女が「将軍」というお芝居をしているころだから、それはそれは美しく、あんなに美しい女性を
見たのは後にも先にもいない。その彼女を連れてNYに来ていたのだから、内田裕也さんて
何処かいいところがあるのでしょうね。凡人の私には摩訶不思議な気がしました。
その印象が強すぎるので、どうも車いすに乗って杖を振り回しているのってどうかなぁ、
と感じていたのですが、樹木希林さんがあの世から呼び寄せたのでしょう。
この世では諍いが多かった内田裕也さんもあまり縁が無かった一人娘の素晴らしい
「送る言葉」を受けてあの世でもちょい悪おやじを発揮しているのでは?