音楽好きの友達からいい映画だったとの感想を聞いたので、封切り間もない「永遠の旋律」というあの「ボレロ」で有名な1928年生まれのモーリス・ラヴェルの生い立ちを描いたもの。久しぶりにフランス映画を観に行きましたが、この暑い日なのに映画館は満員でした。私一人だから席が有ったようなもので、連れが居たら日にちをあらためなくてはというほど話題作だったようです。
小原孝さんのコンサートに行っていた時決まって最後に弾いたのがこの「ボレロ」でした。ラヴェルという人は神経質だったようで、生涯独身だったようです。世界中のコンサートで2分に一度ピアニストが弾いてるって、字幕に有りましたが、あの魅力的な音が続く旋律に「あぁ、コンサートに来てよかった」と思うフィナーレにもってこいの曲だと思います。コンサートの帰りしな頭の中は「ボレロ」がめぐっているのがいつものパターンでした。今日の映画で思ったのですが、彼は相当に神経質な人だったみたい。台風がお盆を直撃するようなニュースばかり、映画館だと安直に楽しめるので今日の映画はとても良かった。一人で行ったのですが、いい映画だったので何だか得をしたみたい。