10月21日NYの知人宅で動脈硬化症心血管疾患という病気で妹を亡くしました。本人もまさか自分が死ぬとは露ほども思っていなかったと思います。客死ですからその後の手続きやしきたりに手間がかかり、勿論コロナでも自殺でもなかったのですが、私が最後に言葉を交わしてから数時間後、すーーと神様の元に行ってしまった。旅先での死ですから、勿論日本に居てもこういう場合驚いてどうしていいか分からないでしょうけど、ここはNYですから。まず家主のお友達に何度電話していれても借りていた電話ゆえ、彼女は知らない電話に出なかったと後で知ったのですが、それからニュージャージーの友達に電話をしてきてもらってからの怒涛のような時間と不安、こんなことあるのでしょうか?自問自答しながら、どうしよう?どうしようと不安で胸が張り裂けそうでした。
「死」ってこんなに簡単にくるものでしょうか?何年も、何年も癌で苦しんだり、糖尿で食を制限されたりしながら生きるのは妹も望んではいなかったとは思いますが、余りにもあっけない死で、私は取り残されてその上外地での出来事に悲しんでいる間もないほど落ち込みました。
ちょうど日本に居た娘にSOSで即来てもらい、その後の処理はデイビットと中西さんが本当の家族のような手厚い働きをして頂き、途方に暮れていた私を励ましてくれました。NYに私が住んでいたころからの友達で何でも助けてくださる方たちがいたからこそ、何とか荼毘にふして帰国することが出来ました。
今回の旅行は私の本来の用事が来年の4月に延びたので、「百合ちゃん、NY行来年になったの」と告げたら、「え?もう行く気になっていたので、NYいこうよ」と彼女にしては珍しくNY行を押し切ってきたのです。カナダの紅葉の季節だからナイアガラ経由トロントにも行きましょう、とバス旅行を計画し、国籍混合のバス旅行2泊3日を楽しんできたのです。私より元気にしていました。
これからのブログはNYとカナダに行った明るいブログになるはずでしたが、そんな事件が私に課せられて、昨日やっと銀座教会で彼女の葬儀が済み、少し気持ちの余裕が出たので、又再開しようと思います。