「神の声」を持つイタリアの宝ルチアーナ・パヴァロッティのドキュメンタリー、
彼の映画を観てきました。久しぶりに妹を誘ってしかも日本橋の映画館で。
音響装置も素晴らしい、この時期に客は入らないだろうとタカを食っていきましたが、
何と何とほぼ満員、勿論一席空けての劇場だからですが、それにしても最近オペラファンが
増えたのでしょうか?先日の東劇で観た「セビリアの理髪師」も結構客が入っていた。
没後13年だそうですが、彼を偲んで、プラシド・ドミンゴも何度もコメントしていましたし、
ルチアーナが歌う時、ドミンゴが指揮をしたり、
彼が朗々と歌うプッチーニの「誰も寝てはならぬ」とかヴェルディーの「女心の歌」とか
プッチーニの「ラ・ボエーム」や彼の大活躍していた頃の画面が素晴らしい。
ハイCと呼ばれる高音を軽々と出すその音の並外れた才能が彼の体躯からは想像できないほどの
魅力あふれたスクリーンからも感じられて、何度も涙が出てしまった。
妹も泣いていましたが、亡きダイアナ妃との交流も、そのあとの学校作りも
彼の人間的な魅力に引かれたドキュメンタリーでした。
機会があったら是非お勧めの映画です。