命をかけて煙害と戦った若者たちの奇跡の実話、「ある町の高い煙突」というタイトルの映画が日立市で
解禁された。
この映画の監督とプロデューサーに先週引き合わせて頂き、今日の試写会につながりました。
茨城県・日立鉱山大煙突として100年以上前に建設された煙害の垂れ流しと住民の熱い思いを描いた
新田次郎原作の映画化です。
裕福な地主の家に生まれ育った関根三郎が、隣村の日立鉱山による煙害を何とか解決したいと紛争する
物語です。
主演の井手麻渡(いであさと)写真上。
渡辺大、仲代達也、吉川晃司、大和田伸也、渡辺裕之、小林綾子、さんなどの参加の素晴らしい映画に
なっていました。
ナレーションは阿川佐和子さん、最初社会派的な映画かと思ってみていたのですが、
どうして、どうして、あの時代をとらえ、企業と住民という図ではありますが、
その中の物語はぐっとくるものがありました。
もちろん実力派俳優陣が大勢でていらっしゃることもありますが、原作もぜひ読んでみたいと
あの時代試練に立ち向かう人々をリアルに描いていて、今の原子力発電が水泡に帰している
のが、時代は変われど、人類は同じ轍を踏んでいるのです。
2019年6月に有楽町スバル座で上映されるとパンフレットにありましたが、
有楽町に来たらもう一度観たい映画です。
上の写真はその主演男優の井手麻渡さんです。根っからの二枚目ですが、骨のあるいい俳優さんでした。
ANAのコマーシャルにも出てるって、これから大いに売れっ子になれるいい俳優さんでした。