「グノー」作曲の「ロメオとジュリエット」を東劇で観てきました。
1か月ほどでNYのメトロポリタンオペラが日本でしかも築地の東劇で鑑賞できるのですから有り難い。
悲劇の代名詞になっている「ロメオとジュリエット」ですが、テノールのヴィトリオ・グリゴーロは素晴らしい歌い手でした。
ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)も熱演でしたが、さぞ本場で観たら凄いでしょう。
ただ、今回のオペラはフランス語でしたし、現地で観てもちんぷんかんぷんだと思いますが、
このMETライブビューイングは字幕付き、舞台裏付き、主役の二人のインタビュー付き、コンダクターの
インタビューもあり、オペラが好きになる要素を兼ね備えています。
とかくオペラというと異次元の世界と思いますが、この企画で私はオペラがすっかり好きになりました。
3時間15分という長丁場だし、映画と違ってシルバー値段もなく3100円と高いですが、
現地で鑑賞するにはハードルが高すぎ、しかもチケットは超高額。
昨日感じたのですが、歌の世界はソプラノとテノールが主役ですから、
その他バリトンやメゾソプラノ、バス、バリトンというパートはどうしても端役にならざるを得ませんね。
3大テノールがもてはやされたのはわかる気がします。
ただ、合唱となると低音が効いていると全体に締まるので、大事なパートではあります。
最後のカーテンコールは凄く臨場感あふれていて、METの劇場にいてその興奮を共有している感じになります。
次は4月8日からの「椿姫」を観たいと思っています。