トランプ大統領が推し進めているアメリカファースト、アメリカ製の物を買わせようという。
雇用をアメリカに戻そう!!といくら頑張ってもなぁ。
私が初めてアメリカに住んだ時(1968年)当時商社マンの妻として2歳の娘を連れて赴任した。
2回乗り換えて(ハワイとロス)NYに着いた時感じたのは「こんな大きな国と戦争をした日本の軍隊
は、本当にこの国土を想像したのだろうか」という気持ちだった。
研一もMITの学生で私たちの移転を手伝うためにNYに来てくれて、当時のシアーズデパートで
アイロンやその他の電気製品を買うのをあれこれ教えてくれながら(1年渡米が早かった)
大きなデパートにいわゆる「舶来品」が並んでいて胸が躍ったのを覚えています。
冷蔵庫や洗濯機はアパートについているので家具や家庭用品の調達です。
行った端から、日本に持ち帰ることを考えて舶来品を買った覚えがあります。
あれから何十年~~~~NYへ行くたびにお土産を選んでいてちょっと気の利いたものは
日本製、その後安いものは中国製になってしまいました。
ただ、彼らの美的感覚は仕入れが上手なのか、案外しゃれたものがあり、手に取って最初に見るのが
どこ製?あぁぁ~~中国製だ!と手放してしまう。
処がこのところアメリカ製の物なんてお土産を探そうと思ってもまず見つかりません。
素敵だなぁと感じるのはメイドインイタリアだったり、フランスです。
アメリカは何か作るものを手放した感があり、アメリカ人も安くて良いものならどこ製でもOKとなりました。
トランプ大統領に言いたい。
3年ほど前に彩花さんとフロリダのキーウエストに行くことになりました。ヘミングウエイが住んでいたところ。
フロリダの空港でレンタ・カーをしました。昔流行ったフォードのムスタング!
真っ赤な見た目が素敵なスポーツタイプ、昔研一が乗っていたなぁ、学生が好む車でした。
キーウエストまで3泊、素敵な景色を見ながら運転していたのですが、
何だか小さく横揺れするのです。体に感じるガタガタというあまり体験したことがない振動。
レンタ・カーのお兄さんは「新車だよ、快適だから楽しんで!」と送り出してくれました。
そのうち振動も気にならなくなり、3泊楽しんできました。
ヘミングウエイが好んだバーやロブスターを楽しんで(この街はほどんどカップルはゲイ)
フロリダの空港で車を返し、NYまで飛行機で移動しました。
さて、ニューアーク空港でいつも迎えに来てくれるディビットのトヨタエースに乗った途端、
え?動いているの?というほど静かなエンジン音(これは聞こえない)す~~~となめらか。
やはり「これだから日本でアメ車はうれないんだわ」と!!!感じた次第です。
トランプ大統領がどんなに頑張ってもドイツ車や日本車は売れているじゃないですか?
あのムスタングを体験して彼らの大雑把な気質がそのままでています。
昔は「あの方外車に乗っているのよ」とステイタスのような錯覚がありましたが、
今じゃ苦しんだ日本がどれだけ頑張ったか、商社やメーカーが重ねた努力を少しでも
煎じて飲んでもらいたいわ。