先日妹が「ねぇ、おねぇちゃま大変なことが起きたのよ」と申しました。
何が大変か・・・彼女の出生地が”長崎県対馬”になっていたのですって。
確か彼女は大阪の東住吉区鷹合町だったか、大阪の橋の下に捨ててあった子を拾ったと
言われていましたが、確かに我が家の次女なのです。
70歳になって初めて戸籍謄本を取って判ったのですって。
今回のように母のことで戸籍が必要になり、初めてじっくり見て知った有様。
そういえば私だって丸紅に入社が決まった時、戸籍謄本を出した時、私の誕生日が言われていた日ではないことに
気が付きました。
戸籍はなおせない法律らしいので、私はイヤも応もなく正式な書類には戸籍通りになってしまいましたが、
戦時中や戦後世の中がせわしなく激動していたので、戸籍何てどうでもよかったのでしょうか?
従って私は3か月遅く戸籍の誕生日が来るのです。
まだ両親が元気なころ母が「だから田舎はいやなのよ」と父に文句を言ったら、
父は「何を言ってるのか、少しでも娘の年が若い方がいいだろう」と。
9月生まれなのに当時は本家に戸籍があり、分家していなかったので対馬の田舎に頼んだのが
こんな羽目になった。私はどちらでもいいのですが、それ以来本当の誕生日と戸籍の誕生日があり、
もうこの年になったら3か月でも若い方がいいかなぁ。
妹はパスポートに出生地というところに「大阪」と書いていたのにこれからは「長崎」になるのよぉ、と
ご不満であらせられました。
別に皇室に嫁ぐわけじゃなし、70歳からのパスポートにそう変更したらいいだけだから。